審議会へ患者の代表を入れることを決議・・・高額療養費引き上げ問題で衆議院厚生委員会が全会一致で決議
2025年4月17日 崎本 とし子 とし子からの手紙
高額療養費の上限引き上げ問題で、政府に対し、衆議院厚生委員会は当事者のこえを反映するために、審議会へ患者代表などを入れて議論するように決議しました。全会一致です。(よかった!)
しっかり現状を踏まえた議論をしてほしいです。
私は岡山市がん患者家族連絡協議化の会長をさせていただいていますが、2014年の要望書でも「高額限度額の引き下げを」と要望していました。ずっとがん患者は今の制度の下でも耐えてきました。経済的苦痛は大きなものなのです。
審議会への患者代表の参加は大きな一歩です。聞き置くだけではなく、引き下げの方向へ制度が見直されることを強く願っています。
一生のうち高額限度額制度を利用しない人のほうが少ないのですから。
医療費を減らしたいのなら、予防医療に力を入れて「早期発見早期治療」ができる環境を作ることです。そのための政策はまだまだです。がん検診啓発一つとっても、その向上はまだまだです。患者団体は自分と同じようなつらさを体験する人を減らしたい、流す涙を一粒でも減らしたいと必至で取り組んでいます。手をつないで、予防医療を充実させて医療費を減らしましょう。