歩く「相談所」
2014年1月21日 崎本 とし子 とし子からの手紙
私は長い間「なんでも相談」を続けてきました。実は今も第2,4木曜日は相談日です。(午後3時から4時受付)
「顔みれば ほっと涙が出るような 安心運ぶ人になりたい」…1994年ごろ詠んだ歌です。一人では抱えきれないさまざまな苦難をだれかに相談できたら、すくわれることがありますよね。
相談に来られた人には「良く来られましたね…。」と声をかけます。解決できないことも多いですが、帰るときに笑顔が見えたら、私はほっとするのです。
先日、私は病院受診の日でした。待合室で待っていたら、その間に3人の人から「崎本さんですよね。いいですか・・・」と相談がありました。簡単なことはすぐに方法を伝えられたし、日を改めていただくことにした人もありました。私は「歩く相談所」だな・・・とちょっと笑ってしまいました。
そういえば、がん告知の直後も相談日で、相談にのっていたっけ・・・「これが私らしいんだ・・・」と自分を取り戻すことができたことを思い出します。
「最期まで人の役に立つ命でありたい」という願いはかなうのではないか・・・と思います。私は生かされていることに感謝しながら、「地域のほっとできる人」でありたいと願っています。