大晦日
今年も終わりです。
今年も年始の「信条」を忘れず、生き抜けた…と思います。
今年は「生かされているいのちに感謝!どんなときにも人の役に立ついのちでありたい!」と記しました。「聴くこと忘れず」(傾聴)「笑顔忘れず」(和顔施)が続きます。
看護学校の非常勤講師、がん患者会活動(サロンの運営など)、各種ボランティア(愛育委員、医療生協、地域サロン、愛媛県人会)、趣味(民謡は一区切りしフォークに転向)、同窓会の幹事もしました。メッセンジャーナースの認定をいただくこともできたのです。自分磨きができたことがよかった・・・!
選挙など政治をよくする運動にも本当によく頑張りました。「家族との時間を大切にすること…」は、まだ課題がありますかね(相変わらず忙しくて、もう少し落ち着きません。もう少し作らないと・・)。
何より今年も無事に(再発の兆候なし、告知から4年が経過)過ごせました。ばんざーい!!
今年最後の一日。「今日を生きて、明日を思う」日にします。皆様、良いお年を!
忘れてはならない東北のこと
昨日は餅つき、孫に手伝ってもらいながらおせち料理の準備・・・とあわただしい日々です。
年末のお歳暮は塩釜市の蜂谷食品の餃子にしています。蜂谷食品は私が連携して東北支援の仮設住宅に一緒に出向く地元企業です。「2021年までは支援に行きますから・・・・」と約束しています。
寒さが厳しくなると、仮設住宅の劣悪な住環境を思います。隣の声がきこえる、隙間風が入る、隣の電気の明かりが漏れている、狭くて父ちゃんのベッドの下に足を入れて寝ている、もう生きてはここを出られないだろう・・・・と暮らす人の苦しいつぶやきが思い出されます。自律神経を緊張しっぱなしの暮らしがいつまで続くのでしょうか。(この環境で血圧が下がるはずはありません)
復興住宅は全体でまだ役400戸ほどしか整備されていません。必要数の約1%ほどです。阪神淡路大震災の時はこの時期26%以上の住宅建設ができていたと聞きます。とにかく復興が進んでいません。(なのに戦闘機に638億円を使う・・・信じられない政治です)
「仮設住宅」は2年の仕様で作られています。なのにもはや震災から2年9か月・・・です。雪国の厳しい寒さは容赦なく被災者を襲います。どうぞ無事にこの冬を乗り切ってほしい…と願わずにはいられません。
私は来年の支援のことを計画中です。「東北の被災者のことを忘れない」取り組みは、今まさに必要です。細々とでも支援を一人一人が続けることです。
被災地へ一度も行っていないという方で、行ってみたい…と思う方は是非ご一緒に行きましょう。2泊3日の支援行動で、経費は6万円ほどです。(1日200円の支援貯金)
「忘れないで東北」の餃子販売は今年も好評でした。来年も続けます。塩釜市の塩釜神社で「うまくいくお守り」(そういうお守りがあるのですよ)を来年も手に入れたいと思います。宮城のみなさん、春にはまた会いましょうね!
年金受給の連絡
来年1月16日が私の誕生日です。60歳を前に年金受給の連絡がありました。
57歳でリタイアして無収入だったのですが、「誕生日の翌月」から年金を受け取ることができます。金額はともかくもすごくうれしいです。
年金は、これからの生活の糧です。生きている限り受給することができるのですから・・・。その大切な生活の糧を減らして、老後の生活不安をあおる政治は納得がいきませんね。
さて、年末も押し迫りました。寒さが厳しくなってきました。明日は生健会の餅つきのお手伝いです。今日は黒豆を煮て、我が家のカブで千枚漬けを作りました。夫の作る野菜(レタス、ホウレン草、水菜、セロリ・・)は生で食べてもとてもおいしくて、私の体調を整えてくれています。
明日からはおせち料理の本格的な準備です。娘や孫と一緒に作ろうと思います。「願いを込める」のがおせち料理だ・・・と「ごちそうさん」(朝ドラ)で言っていましたね。楽しんで作ります。
インフルエンザが流行の兆しです。みなさんも風邪などひかれませんように!
どさくさに紛れて・・・ですまない「米軍基地問題」「安倍総理の靖国参拝」
年末であわただしいこの時期に驚くニュースが飛び込んできました。
安倍総理が靖国神社を参拝した・・・というのです。「自分の思い」をコントロールできない総理です。(危ない!!)こういう人がこの国のトップなのだ・・・と危機感を新たにしました。「政府という機関」に誰もそれを止める人がいないのです。公明党がブレーキだとはもはや思ってはいませんが、もっと「体を張って」やめさせてほしかったですね・・・。
アジアの中でどういう外交をしたいのか・・・ビジョンがない政府です。アジア外交はまた冷凍庫の中・・となりました。
そして、沖縄の米軍基地問題は、沖縄県知事が埋め立ての認可をする…と報道されました。沖縄県民は今まで銃剣とブルトーザーで強制的に米軍基地を押し付けられてきましたが、一度も自ら認めて基地を作っては来ませんでした。もし推進されたら、今回は「認めて」新基地ができることになるのです。もちろん名護市は同意していませんから、実現するかどうかは決まっていません。
1月に行われる名護市長選挙が大きな意味を持つ…と思います。「基地反対」の現職市長が当選されることを心から願っています。
今年最後のたんぽぽカフェはクリスマス会
さて、25日はがんサロン・たんぽぽカフェでした。
ちょうどクリスマスの日なので、クリスマス会にしました。Sさんにギターの弾き語りをお願いしました。
難病とがん体験をしたSさんの「いのち」の歌にみんな聞き惚れました。
もちろん自己紹介のあと、いろんな話もして、はじめて参加という人もニコニコ笑顔に!よかったです。
私は「こんな感じでやっています。いつでもお出かけくださいね…!」と話しました。はじめての人が3人来られて、今年のがんサロンは終わりました。
「あなたは一人ではありません。」「あなたとの出会いを喜んでいます。」「あなたと出会えて感謝していす。」・・・などのサンタのメッセージカードをたんぽぽカフェから手渡しました。
みなさんどうぞよいお年を!来年は1月22日(水曜日)にまたお会いしましょう!
クリスマスイヴ・・・がん告知から4年
毎年クリスマスイヴが来ると思い出すことがあります。それは、「がん告知」のこと・・・。
4年前のクリスマスイヴの日、私はがん告知を受けました。がん末期の義母を在宅で看護している最中でした。
告知を受けたその直後は、生活相談を受ける日でした。告知を受けてすぐ相談室で「私がんだって・・・」とスタッフにつぶやいたのを覚えています。なんだかボーっとしていたような記憶があります。直後に切実な相談を受けながら「なんで人の相談にのっているんだろう…」と思いつつも、いつもの自分を取り戻すことができました。「自分を取り戻すこと」ができたのは、「人の役に立つ」生き方のおかげかもしれません。
それからは、冷静な判断ができるようになりました。正しい情報収集、治療方針の決定など迷わずに自分で判断できました。多くの友人たちに支えられました。今でも感謝しています。
患者としての経験は、今の私につながっています。正しい知識は不安を減らし、前向きに病気と向き合う勇気となります。
あれから4年。私は生きていて、義母を看取り、その後生まれた孫のけんちゃんと会うことができました。
今日は昼は地域がんサロンのクリスマス会、夜は娘家族とクリスマス会です。手作りケーキをいただきます。
人は人とつながることで、生きる勇気が出てくる・・・と実感するこの頃です。
冬至を過ぎて
我が家の外もボチボチと正月準備です。夫が寄せ植えを作りました。
さて、昨日は冬至でした。かぼちゃの入ったスープをつくりました。おいしかったです。ビタミン不足にならぬように・・・という昔からの知恵ですね。
冬至の日にいつも思うことは、「これから日が長くなる・・・」ということ。日が短いと、夕方はなんだか気がせくのです。これからは、一日一日と日が長くなりますね。なんだかうれしい!
師走の忙しい時期です。風邪などひかぬように、お互いに体調管理に気を付けましょう!
岡山県がん対策推進条例(案)についての報道を喜ぶ!
12月20日の朝、NHKラジオを聴いていると、「岡山県議会が、がん対策推進条例の案をまとめ、2月議会で議員提案しようとしている・・・・」という報道がありました。私は本当に喜んでいます。
報道は議会と当局を取材したものです。条例は患者会が長年切望してきたことで、それが実現しようとしているのです。全国的にはすでに25道府県が制定しており、岡山県は26番目になりそうです。素案をいただきましたが、患者会の側からいっても活用できる条例となっていることを感じました。
しいて言えば、「たとえがんになっても、がんに負けない社会・・・」となっているところを、「…自分らしく生き抜ける社会」へ言葉の訂正をしてほしい・・・と思ったくらいでしょうか。(がんになり、思いがけず短い人生となることもありますが、それは負けることではありません。最後まで自分らしく生き抜くことができることが大切ですから・・)
全会一致で成立し、来年度予算に施策推進の予算が盛り込まれますように
条例制定の記念フォーラムを患者会と共同して実現できたら・・・・と願っています。
旭東保育園でお飾りつくり
旭東保育園でお飾りつくりの「先生」をしました。年長の子どもたちは世界で一つのお飾りを一生懸命作りました。
「12月30日に飾りましょう」と園長先生が話されました。
みんなニッコリ笑顔です。お母さんに自慢できますよ!
メッセンジャーナース研修へ行ってきました!・・・認定をいただけそうです!!
看護コンサルタントが主催するメッセンジャーナース研修に参加してきました。自分の中では、「自分磨き」研修だと考えています。10人の参加者で、事例を出し合いながら、講師をはさんで徹底してコミュニケーション力について意見交換していきます。具体的な事例検討での学びは、気付きが多く有意義です。
村松先生の助言は、「看護師だからこそ」の視点に納得します。豊富な在宅看護・臨床・教育などこれまでのすべての経験を踏まえたものです。看護現場ではコミュニケーションは技術だ・・・と私も思います。
事例報告をうけるとき、その人間像を捕らえる想像力がしっかりと働くことは大切な能力だと思います。
私にも出来ることが、少しづつ見えてきました。研修の際、「崎本さん、2人の推薦があれば認定できます」と言って頂きました。メッセンジャーナースの自覚をもって私の強味を活かした活動をしていきたい・・・。
私の強味とは、患者体験があること、これまでの広いネットワークがあること、看護という分野で自分を活かしたいと強く願っていることです。「医療の受け手と担い手のギャップをつなぐ虹の架け橋がメッセンジャーナース」です。私の「使命」を感じています。
がん体験は私に新しい役割を得させてくれた・・・と感じるこのごろです。
すばらしいメッセンジャーナースの仲間に感謝しています。これから在宅看護・介護の時代です。地域に「看護師がいる」仕組みをつくることが支えになると社会が認識する時代を作りたい・・・!メッセンジャーナースを増やしたいです。みんなでがんばりましょう!