2014年税制改革大綱・・・大企業栄えて民滅ぶ!?という内容
来年度の税制改革大綱がしめされました。
「こんなに大企業優遇で、庶民負担増の内容をよくもまあ出せたものだ・・・!」と私は思いました。
消費税は8%へ増税、自動車税は1.5倍、エコカー減税は縮小、中小企業は簡易課税の見直しで一部負担増、難病患者の負担を増やし、介護保険料や国保料の引き上げ、70歳からの医療費負担も2割へ増やす。介護保険の自己負担も一定所得以上は2割へ・・・。(年金生活者が多いのに・・・)年金は減らすんですから庶民生活は間違いなく苦しくなりますね。
一方で、大企業は復興増税を一年前倒しで廃止、交際費減税の導入(交際費には税金をかけない?)賃上げ減税に設備投資減税、消費税は輸出戻し税で税金還元のしくみがある・・・・!
この国の政治はどうなっているのでしょう。(トホホホ・・・・)
私は政治家とは「弱きを助け、強きをくじく」ものだと考え、その信念で政治に取り組んできました。だから、常に庶民生活の実状と庶民感覚を大切にしてきました。
政務調査費を議員個人のガソリン代や電話代の半分は使っていい・・・といっても、「それは市民感覚では許されない」と考え使ったことはありません。事務所費も同じことです。報酬を受け取っているのだから、それでやりくりしてきました。残ればきちんと年末に返却する(税金ですから当たり前です)・・・。税金はきちんと使って議員優遇のぬるま湯にはつからないように、戒めていました。
そんな経験を持つ私は、今回の税制改正のひどさに政治のゆがみと堕落を感じてしまいます。
政党助成金に手をつけない共産党のすごさは、財政構造に現れていると思います。自分たちで新聞を出し、その売り上げで財政を支える、党員の党費や皆さんから寄せられる募金で財政を支えているのです。こういうまともな政党がほかにはありません。税金を庶民から取る・・・というときに政党は身を正すべきです。
「大企業栄えて民滅ぶ政治」を変えていきたい・・・とつくづく思うこの頃です。