東日本大震災から3年半…川内原発再稼働の動きに怒る
きょうは東日本大震災から3年半。今も246000人が仮設住宅などで暮らしています。仮設住宅は2年の仕様なのに、復興住宅が経たないので仮設住宅出ていけないのです。カビの大量発生、老朽化など生活支障が出ています。
復興住宅は3件で29111戸必要ですが、できたのは2812戸で1割以下・・・。建設中は10890戸で15409戸は手つかずです。国土強靭化などという安倍内閣ですが、苦難の中にある避難民の住宅を用意することすらできていないのです。
「私等は生きてここを出られない・・・・」と話した仮設住宅の高齢者の言葉を思い出します。その言葉は私の胸に突き刺さり、取れません。
福島原発の事故収拾はつかないままですが、驚くことに昨日、原子力安全委員会は川内原発の安全審査を終了し、「安全」としました。火山噴火などの危険を指摘する専門家への答えを出さないままです。記者会見を見ながら、田中委員長の姿勢に怒りを感じたのは私だけではないと思います。
今年の夏は原発なしで乗り切りました。なのになぜ再稼働か・・・・。薩摩川内市では、反対の住民の声が強いようです。県と地元自治体の同意があるとは言えません。全国から原発再稼働反対の声を上げていきましょう。
テレビでは赤ちゃんを抱いた若い父親が「仕事のこともあるので個人的には賛成です」というインタビューを流していました。でも・・・・、私は抱いている子供が原発事故で健康不安を抱えるようになることを考えたとき、この父親は手放しで賛成するはずがない・・・と思いました。今、利益より命、家族、故郷を大切にしよう・・・と考える人は確実に増えていると思うのです。
塩釜からとれとれの秋刀魚が届きました。みんなの努力で復興の動きも確実に出ています。
今日は昼には原発再稼働反対のデモ、夕方は集団的自衛権行使容認の撤回を求めるデモです。次の時代の人たちのためにできることをしたいと思っています。