解釈で憲法を変えることなどできない!
2014年5月14日 崎本 とし子 とし子からの手紙
秋までに「閣議決定」で憲法の解釈を変える・・・と安倍総理はいっています。どう考えてもおかしいですね。憲法は96条にしたがってしか変えることができないのです。閣議決定や解釈の道の河野という話ではありませんよね。
憲法9条は、1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権はこれを認めない。と明記しています。
国の最高法規を国の権力者が守らない・・・というのはまさにクーデターです。
憲法99条(天皇または摂政および国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負う)違反です。自分が決めているルールを自分が守らない状況は、他国から見て信頼される状況ではありません。
明日には、安倍総理のお友達連中で構成された安保法制懇が「集団的自衛権の行使容認を求める報告書」を出すと予想されています。武力行使は「限定するから・・・」というごまかしは通用しません。架空のシュミレーションで「備えなくていいのか」と脅かすやり口はいただけません。
戦争はいつも「自衛」のため、「平和」を守るためと言って始まりました。
世論は、政府とは違います。憲法9条を変える必要はない・・・と考える人は半数以上に増えてきました。きちんと考えておかしな報道にごまかされない賢い主権者になりましょう。