岡山市の「待機児ゼロ」に疑問・・・「未入園児」は692人
2024年5月13日 崎本 とし子 とし子からの手紙
日本共産党の市政県政報告会へ参加しました。
先日、大森市長が「保育園の待機児ゼロになった‥‥」と記者会見していました。(はて?‥と私は思っていました)
私の周囲では「保育園に入れず職場復帰ができなかった」「兄弟が別々のところには行けない」などで入園できないとの声がありました。
おかしいな…と思っていたところ、市政報告会で現状がわかりました。
岡山市は大規模なこども園などを民間で実施する方向で、学区に1か所あった公立保育園などを統廃合しています。
その結果、自分の希望する保育園に入れないという事態が増えているのです。自宅から遠い周辺の保育園や兄弟が別々の保育園には通えませんよね。
希望する保育園に入れないために、職場復帰をあきらめた人ややむなく小規模の無認可保育園に入園した人は待機児から外れるのです。そして申し込んだけれど入れないで「あきらめざるを得なかった人」は待機児ではなくなり、未入園児をなるのだそうです。
つまり、呼び方が変わっただけで、保育園に入れない人はいるんです。「待機児」ゼロじゃない・・・と私は思います。
市長は、「待機児はゼロですが、未入園児は692人(4月段階は1126人)です。」と市民に伝えてほしい。なのに仕事をしていなくても保育園を利用できる制度で保育園を使えるのは現場が大変なのではないでしょうか。(保育士がいない)
子どもの処遇を確保するのは大切です。安心して入園できるような岡山市になってほしい。
保育園に入れず仕事に復帰できない看護師をなくしてほしいです。