ジェンダー平等社会実現程遠く・・・世界銀行調査報告で日本80位(昨年は74位)
2021年2月26日 崎本 とし子 とし子からの手紙
経済的な権利をめぐる男女格差を調査した年次報告を世界銀行が公表。
日本は昨年の74位から80位に低下しました(残念!)。
賃金格差、職場でのセクハラや性差別を罰する法律に着目した分野で達成度が半分で、順位が低下し、主要国(G7)では最下位です。ジェンダー平等には職場と家庭内での子育て負担軽減が求められます。日本の男性の育児休暇取得は7.5%でわずかだ・・・と指摘されています。
新型コロナ禍で約30か国が女性の権利を守るために法律改正に踏み切った・・・と指摘しています。
日本では選択的夫婦別姓制度の法律ですら実現しません。自民党の議員有志(丸川男女共同参画大臣、山谷、高市の各女性議員を含む)が、地方議会の実現を求める意見書採択に反対するよう求めていたという事実が明らかになりました。(情けない!)
国民は過半数が実現に賛同しています。ジェンダー平等を本気で推進しようとしない自民党の政策が明らかになっています。政府は新しい男女共同参画計画から「夫婦別姓」の言葉を削除しました。この政府では、ジェンダー平等の推進が困難であるということを示しています。ジェンダー平等を本気で推進する政府を作りたい。推進の力で多様性を認めるもっと誰もが生きやすい社会を作りたい・・・と切実に思うのは私だけでしょうか。