朝ドラ「スカーレット」が最終回
2020年3月28日 崎本 とし子 とし子からの手紙
朝ドラを見ていました。陶芸家として生きる女性の物語でした。自立した女性の生き方・考え方が印象的でした。
主人公の息子の武が、慢性骨髄性白血病になり、3~5年の余命宣告を受け、、懸命にドナーを探すが見つからない・・・。
病気と向き合い、次第に悪化する病状の中で、葛藤しながら、どんな毎日を過ごすのか・・・。
武がどんな日常を過ごしたいか・・・を伝える言葉がありました。
「いつもどおりの一日」です。
がんの告知を受けたとき、「普通がありがたい」という実感を私も持っていました。「いつもどおりの一日」という言葉に共感しました。
そして、病気と向き合う人の姿に」共感しました。がん患者は当事者だけでなく家族も「第2の患者は」です。
私は最終回の朝ドラで、武の「死」をどう描くのだろうかと関心を持っていました。
桜舞い散る映像の後、「2年後」・・・という字幕、「武は26歳の誕生日を前に旅立ちました。・・・」とナレーション。そして、「武の作品は生きていますと。
ともに病気と向き合ってきた家族は、「いつも通り」に描かれていました。元夫との距離感が心地いいですね。
ドラマの1985年頃は、まだ骨髄バンクは本格的に稼働していない時期ではないでしょうか。その後、多くの人々の力で設立され今を迎えています。医療の進歩で白血病は助かる病気になってきつつあります。
いい朝ドラだったなあ・・・と思いました。次回のドラマも楽しみにしたいと思います。