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今日は「在宅医療推進フォーラム」IN山口へ

2014年2月23日 崎本 とし子 とし子からの手紙

今日は山口市での県主催「在宅医療推進フォーラム」へ行きます。

鹿児島で在宅医療医をしておられる中野先生の講演が目当てです。いつもSNSを通して、先生の構想を知ることがあり、興味があります。「キュアからケアへのパラダイムチェンジ」がテーマです。

「在宅医療」への転換を図ろうとしている国ですが、その仕組みや人材確保は伴っているとは思えません。今、それぞれの専門職が、それぞれの役割を果たせるように環境を整えていくことこそ国の役割なのに・・・・。

給料が安くて暮らしていけないから「やりがいはあるけどやめる」看護職や介護職が後を絶ちません。薬剤師も女性が多く、子育てとの両立ができないからやめていく・・・。医師すらそういう状況があります。(医学部は4割近くが女性になった)

しかし、65歳以上はもう23%(全国平均)です。(団塊の世代が75歳になる2025年はすぐきます)

今でも病院や施設は不足なのに、財政困難を理由に、病床を減らそうとする国の姿勢です。必要な病床は増やせばいいのです。(実は必要と解かっているが人材不足で増やせない)

在宅医療は「経費削減」のためにするべきではなく、「自分らしく生き抜く環境」を整えるために必要です。そのために国は税金を使っていい!!

家族環境や地域環境が変化し、一人暮らしが増えている現代は、「ケアはスキルの高い専門職に任せたい」時代ではないでしょうか。(私はそう思っている)

そのためには専門職の人数と地域拠点と、社会的評価に伴うちゃんとした給料が必要です。私は、「一人暮らしでも住み慣れた我が家で自分らしく人生を全うできる」社会環境を作りたい・・・。看護職はポイントの専門職だと思います。

私たちの側でも「自分らしく生き抜く」とは、自分にとってどういうことか・・・を考え、ある種の覚悟を決めなくてはなりません。自分が決めたら、それを実現するために何が必要か考え、その実現のために努力しましょう。

政治を変えるもよし、家族にきちんと話すもよし、しっかり働いて準備をするもよし・・・です。自分の人生を自分で決められるようにアクションするのは今です。

さあ、今日もしっかり情報収集してきます。・・・・・・・・

さて、山口へ行ってきました。「中野節」(鹿児島の在宅専門医中野一司先生)炸裂でした!

医療と介護の連携のかなめは看護師・・・という指摘に共感。在宅医療は「急性期医療を地域でやる」というのとは全く違う。キュア医療ではなくて、ケア医療が求められていることを体験から学んだ・・・と。私はこういう医師が出てくるようになったんだ・・・と希望を持ちました。医学教育も変わっていく必要がありますね。

関心がある方は、ぜひ著書をお読みください。