今日から日本母親大会(広島)へ
今日から母親大会です。2日間の日程です。
このところ忙しくて少し疲れ気味ですが、行ってきます。
疲れているときは、休むことが必要ですが、時には質の高い知的刺激をもらうことで勇気や元気をもらうことが大切ですよね。体は休めながらも、新しい人との出会いを楽しんで、次のアクションにつなげたい・・・と思っています。
「生きているということは、ただ息をしているということではない。行動することだ・・・」という平塚らいてうの言葉が好きです。
全国のみなさん!広島で会いましょう!
布絵本
手作り絵本と布絵本の催しにいった。県立図書館のホールは作品でいっぱいだった。
地域文庫をはじめてから11年、細々と・・・でも一歩一歩取り組んできた。一つエプロンシアターの作品を作りたいと思っている私にとって、今回の企画は刺激的・・・。
手作り絵本は夢いっぱいで、「私も書いてみよう・・」と、思わされた。
布絵本はどれも芸術作品のようだった。手触りがよくて、3次元の楽しみ・・・である。こんな絵本を通してこどもたちと「本」を楽しめたらス・テ・キだ!。これは、宮沢賢治の「雨にも負けず・・・」の布絵本。
人は人に育てられる・・・どこにいても本と場所とそして人がいる・・・読書環境を整えたいと思う私である。
今日は「がんサロン・たんぽぽカフェ」
今日は月一回のがんサロンの日です。
昨日、一人のかたから「都合で参加できなくなった・・」との連絡がありました。都合の悪いとき、調子の悪いときにはもちろん休むこと優先です。
今日は、はじめて駐車場が確保できる「福祉交流プラザ旭東」を貸していただくことにしました。無料なのが助かります。
平日もはじめて・・・・午後2時から3時です。いろいろ試しながら、定着を・・・と思っているところです。
私は、先日の「支援塾」の報告をしよう・・・と思っています。
昨日は知り合いから、「乳がんで手術して2年目。再発したので明日から点滴なんよ・・」との話がありました。
再発はきついよね・・・。「やらなければならないことがある」彼女は、自分の体どころじゃない・・・という様子でしたが、なにかできることがあれば役にたちたい・・・と私は思っています。
最低賃金6円アップ!平均736円(岡山は683円)
デジカメが使えず、いい写真を発信できません。今しばらくお待ちください。
さて、最低賃金が6円上がった・・と報道されています。
全国いろいろで、東京は821円、大阪は779円、岡山は683円です。
自給683円とは・・・一日8時間働いて5、464円、月20日働いて109、280円です。これで生活していけるでしょうか。一人暮らしの生活保護費よりわずかに少ない水準です。
最低賃金は憲法25条で定める「最低限の健康的文化的生活」を保障していません。
運動の力で毎年少しづつ上がっていますが、全国一律1000円(一日8000円、月16万円)の実現は切実だと思います。
ましてや、生活保護費のほうを切り下げてつじつまをあわせようとするのは許せない国の動きです。
「がんサロン」の力に確信を持てた支援塾
23、24日に島根県益田市へ「がんサロン支援塾」に行ってきました。
「がんサロン」をご存知ですか?
がんの疑いをもった時から、多くの不安や悩みをかかえて患者は生きていきます。いろんな問題を誰に相談したらいいのか解からず、孤独の中で「がん」と向き合って生きます。
家族も同様に、がんに向き合う患者にどう接したらいいのか、どんなサポートができるのか、親戚づきあいや近所づきあい、悲嘆や介護など・・・具体的な多くの不安や悩みを抱えています。
そんな思いを持つがん患者と家族が「自分は一人じゃない」と思える場、気軽に語り合える場として、「がんサロン」が広がっています。
中でも島根県は県下に25箇所のサロンがあり、どこにでも参加できます。参加はもちろん無料で、場所は病院内と地域(自宅などを含む)が半分づつ・・・。全国でも最先端の取り組みです。
患者会主導の運営です。行政や病院のみならず、マスコミ、財界、教育、議会の七位一体でのサポート体制がつくられています。
週の一回のところ、月に一回のところとこれも様々です。世話人方式で、5~6人の世話人が運営に当たります。
「手術が成功しても、がんは再発の不安と隣り合わせ。患者には患者にしか打ち明けられない悩みがある・・・」といった、当事者同士の体験を語り合うことでの不安解消、安心感につなげる心のケアや情報収集、意見交換の場になっています。
そして、がん医療や診断治療に伴う様々な課題などに対して、患者・家族の対応能力を高めるための知識・スキルアップの学習の場、さらには看護学生や医学生といった未来の医療人の育成のみならず看護師等のがん研修の場となっています。
また、「がん患者が声をあげ、考え、行動すれば、がん医療は絶対にかわる!」という先輩たちの信念を引き継ぎ、行政や医療機関へ提言をするという機能を「がんサロン」が担っています。
そのほかに島根では地域へ出向いてのがん予防・啓発活動やがん募金の取り組み、小中学校での「命の授業」などにもとりくんでいるのです。こうした島根の取り組みは、2007年に医療の質・安全学会の「第一回新しい医療のかたち賞」を受賞するに至りました。すごい!
がんサロンが設立されてまだ5年・・と歴史は浅いのですが、なくなった先人の功績と遺志を引き継ぐ「いのちのリレー」が続いています。
支援塾には全国13都道府県からの参加者30人が集まりました。在宅医療に取り組む医師、相談支援センターのスタッフ、市民グループ(ホスピス研究会やNPO・・・)など多彩でした。
島根の取り組みを学ぼうと集まったのです。
参加者の絆をいただき、私は岡山でのがんサロンの取り組みに、展望と確信を持つことができました。
2月から細々と月一回続けてきた「がんサロン・たんぽぽカフェ」を、今回の学びを生かして、継続性のあるものにしていきたい・・・と思っています。
23日の夜は益田の夏祭りで、「石見神楽」を見せていただきました。静かな町の絢爛豪華な伝統芸能でした。
来年4月から実施・・・といわれていた外来の高額療養費の現物給付が不確かになっている・・・!と聞きました。大震災もあり、財源がない・・・ということなのかもしれませんが、いのちの問題は先送りをやめて欲しい・・・と全国のがん患者はおもっているに違いありません。
「パワフル」ながん患者の声と行動で、医療制度を少しでも良くしていきたいです。
明日は益田市へ・・・「がんサロン」支援塾
明日とあさっては島根県益田市に行きます。「がんサロン」支援塾への参加です。
島根県では、「地域がんサロン」が県下26箇所で実施されています。どんな風に運営されているのか・・・、どんな効果があるのか・・・つぶさに聞けるいい機会です。
とても楽しみです。きっと今後につながる出会いがある・・・と予感しています。
でも益田市は遠い・・・。朝8時05分に出て到着が13時22分です。山陰は近いと思っていましたが、ちょっと意外でした。
内容の報告は後日また・・・。
台風一過のセミの声
台風6号が猛威を振るっています。被害にあわれた皆さんにお見舞い申し上げます。
岡山県内でも重症の方が出ています。気がかりです。
岡山市内の被害はどうなのでしょう・・・。我が家は雨戸を閉め、台風に備えました。幸い被害はありませんでした。皆さんのお宅は大丈夫でしたか?
岡山にきて驚いたことは、台風のときにもあまり準備をする家が少ないことです。雨戸のない家もたくさんあります。・・・そして、確かに岡山は四国山脈と中国山脈に囲まれていて、台風の直撃を受けにくいようです。ありがたいことです。
その恩恵になれていて、地震対策ですら十分でないのには、危機感を感じます。
私は、愛媛のみかん農家に育ち、秋には台風被害を経験しながら育ちました。収穫寸前のみかんが傷つき、肩を落とす農家の姿を見て育ったのです。豊後水道を通ってくる台風の風は猛烈でした。「自然の力には、すごい・・・」という思いは私の中にいつもあります。だから、自分の身を守る術だけは、知っておきたい・・と思うのです。「防災にこだわる議員」だった理由の一つです。
さて、今朝はじめてセミの声を聞きました。今年は本当にセミの声がしません。でも、これからはうるさいほど泣くのでしょう・・・ね。
早く来た大型台風のせいで、まるで秋と勘違いしそうですが、夏はこれからが本番です。
「なでしこジャパン」優勝おめでとう!そして、もう一つの「おめでとう!」は・・・・
18日は、早朝から起きてサッカー観戦の我が家・・・。延長戦終了間際の沢選手のゴールは「執念のゴール」でした。絶対にあきらめない・・!という意思が感じられました。
ペナルティー戦で優勝が決まった瞬間は大歓声と拍手!たくさんの勇気と感動をありがとう!!
夫は、今朝スポーツ新聞を買いあさっています。(記念に残すつもり・・?)
常に被災地のことを忘れず、いつも言葉にして伝えてくれていました。その思いちゃんと届いたと思います。「誰のために戦うのかを解かっているチームは強いです・・・」と語ったプロ野球の楽天の嶋選手の言葉を思い出しました。
女子サッカー選手の練習環境が本当に厳しいことが紹介されていますが、その中での世界一です。「チームの強みは仲間を思いやり、共感しあう力。・・・」と監督が語る「なでしこ力」は、奇跡ではなく日々の積み上げの結果です。これを機に、練習環境が良くなることを願っています。
私も強靭さとこまやかさをあわせ持つしなやかな生き方をしたい・・・!とあらためて思いました。
さて、18日は次男の結婚式の日でした。岡山駅前で「なでしこ金メダル」の号外を受け取り、新大阪駅へ。
お相手は私と同じ看護師をしているすてきな彼女です。私は、ずっと働き続けてね・・・。とエールを贈っています。
結婚式で見た息子は頼もしく、一人前の「人間」になっていました。式の後に、そっと渡してくれた手紙には、感謝の言葉がつづってありました。
私が、昨年がんで手術をする際に彼女は手紙を届けてくれました。その心配りに彼女のやさしい人柄を感じていました。
サッカー好きの息子とバレーボール一筋の彼女は、きっと明るく健康的な家庭をつくっていくに違いない・・!と見守っています。二人にも心からのおめでとう!を贈ります。・・そして、うれしい心配りをありがとう。
「がんだと言われて・・」
ある集いに参加したときのことです。
私は近況報告をさせていただきました。「看護学校の非常勤講師やがんケアサロンをはじめています・・」と話しました。
会が終わってすぐに、女性が私のところにこられ、「崎本さん、がん・・・のどんなことをしてるんですか。私・・・今日がんだ・・・といわれて、手術することになりました・・」と切り出されました。
私は「そうですか・・・。大変なときによくこの会にこられましたね・・・。説明は良くわかりましか・・・」と尋ねました。一気に、ひとしきり話をされた後、「何か私で役に立つことがあれば、連絡してください」といって名刺を渡しました。持っていたお守りを差し上げると、とても喜んでくださいました。
これから手術など治療がはじまり、乗り越えないといけないことも多いでしょう・・・。
同じがん経験者としてつながることで、お役に立てたら・・・と思っています。
その後、もう一人そっと近づいてこられ、「知り合いががんかもしれない・・。28日に検査結果がわかる・・」と告げられました。
今、二人に一人はがんになる・・・という時代に生きているわたしたち・・・身近なところにもがん患者は大勢おられます。皆が、納得し前向きに闘病できるといいな・・と思っています。でも、「医師や看護師に聞きたいことを聞ける患者」にはなかなかなれません。
私は少しでも患者自身が賢くなって、医師や看護師と信頼関係を築き、闘病できるような環境をつくりたい・・!と思っています。
「がんケアサロン・たんぽぽカフェ」の取り組みはがん患者や家族のサポートになる・・・と感じている私です。
日本母親大会(7月30,31・・広島)で会いましょう!
「生命を産み出す母親は 生命を育て 生命をまもることをのぞみます」
これは、日本母親大会の合言葉です。私の大好きな言葉です。
出産は女の命がけの大仕事です。
私自身最初の子供を流産し、泣き暮らした苦い思い出があります。幸いにその後3人の子供を授かりましたが、長男は切迫流産で入院・・・。母になることは、「当たり前」ではないのです。
そうやって産み出したわが子を、私は命がけで守りたい・・!と率直に思います。孫は本当に宝物です。
大震災と原発事故が起こった今年は、なんとしても母親大会に参加したい・・と決めていました。
私の夢の一つは、娘、孫娘の3代で母親大会に参加することです。今年は娘は臨月でかないませんが、いつか必ず・・!と思っています。
母親大会は今年で57回目。私と同い年です。同じ時代を生きてきたものの一人として、母世代の苦労を思います。
「いのちは何より大切です」という私の信条は、母親運動の合言葉と重なります。
今年の記念講演は湯浅誠さん。「貧困なくし 人間らしく生きられる社会をつくる」というテーマでお話されます。クミコさんは「INORI~祈り~」を歌います。分科会は多彩で、吉永小百合さんの原爆詩の朗読のコーナーも・・・!
あなたも参加しませんか。広島でお会いしましょう!!