「がんだと言われて・・」
ある集いに参加したときのことです。
私は近況報告をさせていただきました。「看護学校の非常勤講師やがんケアサロンをはじめています・・」と話しました。
会が終わってすぐに、女性が私のところにこられ、「崎本さん、がん・・・のどんなことをしてるんですか。私・・・今日がんだ・・・といわれて、手術することになりました・・」と切り出されました。
私は「そうですか・・・。大変なときによくこの会にこられましたね・・・。説明は良くわかりましか・・・」と尋ねました。一気に、ひとしきり話をされた後、「何か私で役に立つことがあれば、連絡してください」といって名刺を渡しました。持っていたお守りを差し上げると、とても喜んでくださいました。
これから手術など治療がはじまり、乗り越えないといけないことも多いでしょう・・・。
同じがん経験者としてつながることで、お役に立てたら・・・と思っています。
その後、もう一人そっと近づいてこられ、「知り合いががんかもしれない・・。28日に検査結果がわかる・・」と告げられました。
今、二人に一人はがんになる・・・という時代に生きているわたしたち・・・身近なところにもがん患者は大勢おられます。皆が、納得し前向きに闘病できるといいな・・と思っています。でも、「医師や看護師に聞きたいことを聞ける患者」にはなかなかなれません。
私は少しでも患者自身が賢くなって、医師や看護師と信頼関係を築き、闘病できるような環境をつくりたい・・!と思っています。
「がんケアサロン・たんぽぽカフェ」の取り組みはがん患者や家族のサポートになる・・・と感じている私です。
日本母親大会(7月30,31・・広島)で会いましょう!
「生命を産み出す母親は 生命を育て 生命をまもることをのぞみます」
これは、日本母親大会の合言葉です。私の大好きな言葉です。
出産は女の命がけの大仕事です。
私自身最初の子供を流産し、泣き暮らした苦い思い出があります。幸いにその後3人の子供を授かりましたが、長男は切迫流産で入院・・・。母になることは、「当たり前」ではないのです。
そうやって産み出したわが子を、私は命がけで守りたい・・!と率直に思います。孫は本当に宝物です。
大震災と原発事故が起こった今年は、なんとしても母親大会に参加したい・・と決めていました。
私の夢の一つは、娘、孫娘の3代で母親大会に参加することです。今年は娘は臨月でかないませんが、いつか必ず・・!と思っています。
母親大会は今年で57回目。私と同い年です。同じ時代を生きてきたものの一人として、母世代の苦労を思います。
「いのちは何より大切です」という私の信条は、母親運動の合言葉と重なります。
今年の記念講演は湯浅誠さん。「貧困なくし 人間らしく生きられる社会をつくる」というテーマでお話されます。クミコさんは「INORI~祈り~」を歌います。分科会は多彩で、吉永小百合さんの原爆詩の朗読のコーナーも・・・!
あなたも参加しませんか。広島でお会いしましょう!!