朝ドラ「あんぱん」が描く戦争
2025年6月19日 崎本 とし子 とし子からの手紙
朝ドラ「あんぱん」は、今まさに1945年ごろの戦争を描き出しています。占領地でいわれなき侵略を受けた人々の家族を奪われる体験は悲惨なものです。日本の軍隊が何をしたのか・・・は知っておかなければなりません。
そして、ついに無謀な戦争は大陸へ渡った軍隊が補給路を断たれ、空腹の中で多くの兵隊がなくなるさまへつながっていきます。戦争末期、飢えで亡くなった(餓死)兵隊は亡くなった人の7割(?)という人もいます。
やなせたかしさんが経験した戦争の悲惨の一つは「食べられないこと」だったのでしょう。「食べることは生きること」です。
毎朝、注目して目をそらさずに朝ドラ「あんぱん」を見ています。中園ミホさんが伝えたいことはなにか。その言葉に注目しています。
今朝(6/19)の内容は言葉一つ一つが心に響きました。戦後80年の今年、歴史をきちんと受け止めて、二度と戦争はしないと決めた日本国憲法の意味を改めて確認しなければなりません。
戦後アメリカに占領された日本は、今アメリカに顔を向けるばかりの日本でいいのか。(よくないよ!)憲法の理念を踏まえて全方位外交で平和を守る日本であってほしいと思わずにはいられません。
「無謀な戦争」は二度としてはならないのです。
「戦争を始めるのは人間だ。・・・でも人間は美しいものを生み出す人間でもある。一つでもいい何十年かけてもいい。そういうものを生み出してほしい。」という崇のお父さんの言葉が心に残りました。
アンパンマン誕生に込められた思いをしっかり受け取っていきたいですね。