緩和ケアボランティアとがんサロン
2012年2月22日 崎本 とし子 とし子からの手紙
火曜日の午後は、緩和ケアのボランティアにいくことが多いのです。21日もその日でした。
サロンで、コーヒーやお抹茶や紅茶を入れて、話をしながら過ごします。昨日は、5~6人の皆さんが集い、お茶の間のようになりました。
ある人が「患者でも寝てばかりいなくていいよね・・・」と。
「もちろんです。いきたかったらどこに行ってもいいし、自宅の帰ったっていいんですよ・・」とスタッフ・・。
緩和ケアを早くから実施して、「もっと自分らしく生きていいのだ」と肩の荷を降ろして差し上げれないものか・・・と思いました。病気に人生を合わせるのではなくて、「自分らしく生き抜く」ことを貫いていいのだ・・・と知らせたいですね。「自分らしい」とはどういうことか・・・「自分らしく」をもっている人は亡くなるまでイキイキしています。がん患者の3人に1人は60歳以下です。私もそのひとりです。病気が体から消えたとしても、人生からがんが消えることはありません。
患者はがんという病気とともに生きることでいろんなことを「我慢」せざるを得ない・・・ことがまだまだ多いです。やむをえない・・とはいうものの、一度の人生です、残り時間を悔いなく過ごしたいものです。
第4水曜日の今日は、がんサロン・たんぽぽカフェの日です。一度出席したい・・!というひと、問い合わせしてこられた人など、たんぽぽカフェへの参加者が少しつづ広がり始めました。患者や家族どうしの「語り合い」の場・・という原点を大切にして、笑って帰れるカフェにしたい・・と思います。