フランス消費税19,8%のウソ・・・デュラン・れい子さんのエッセイ
2012年2月7日 崎本 とし子 とし子からの手紙
「日本の消費税は5%だが、フランスは19,8%、なんとスウェーデンは20%」うんぬんという放送がされることについて、れい子さんが書いたエッセイを読みました。
ヨーロッパは付加価値税で、消費税ではないことを指摘しています。消費税はまさに何を買っても税金を5%税率で払うしくみですが、フランスは全く違います。
パンやじゃがいもを買ったときの内税の税率は5%(日本と同じ)、贅沢品には19,8%ということなのです。
フランスでは「生きていくために必要最低限のもの」には5%、「なくても生きていけるもの」は19,8%です。車や最新流行の服などは19,8%ということのようです。
「生きていくのに必要なもの」として、食料品のほかに、薬代や本などが入ります。
れい子さんは、フランスを引き合いに出した消費税増税には全く根拠がない・・・と最後に指摘しています。
私もかつてスウェーデンの仕組みを調査した経験のあるものの一人として、今の日本の増税議論は欺瞞に満ちている・・と指摘したいと思います。
消費税増税収入は社会保障の充実にはなっていないのですから・・・!