高額療養費の引き上げを凍結(石破総理)、岡山市議会(委員会)は意見書提出の陳情を全会一致で採択
今日は高額療養費の引き上げ見直しにかかわって、うれしいことがありました。
一つは、参議院での審議中の当初予算に盛り込まれた高額療養費の引き上げについて、石破総理が「凍結」を表明したことです。
もう一つは岡山市議会に提出している「高額療養費の上限引き上げを見直すことを求める陳情」が市議会の保健福祉・市民協働委員会で全会一致で採択されたことです。
私は委員会傍聴に行きました。「今の制度でも治療中断を余儀なくされる人はいるのです。今絶望の淵に立っている患者に希望を!」と話し、理解を求め続けました。
採決後、ある議員さんが「思いが通じたようですね」と言ってくださいました。
改めて、がん患者の療養実態が伝わり、どんな医療制度が必要なのかの議論が始まります。患者当事者の声を聴き、治療中断をすることのないあるべき制度になるよう願っています。
県議会でも陳情が全会一致で採択されるよう引き続き頑張ります。
がん対策推進条例を作り、患者会活動が条例に魂を入れてきたことを感じています。「たとえがんになっても自分らしく生き抜くことができる岡山」を作りたいです。
市議会へ傍聴に・・・・高額療養費の引き上げの見直しを求める意見書を国に挙げてほしいと提出しています。
今日は久しぶりに市議会の委員会傍聴です。
高額療養費引き上げの見直しを求める意見書を国に提出することを求めています。「絶望の淵にいる」がん患者に「希望の光を取り戻したい…」と行動しています。全国でそういう動きが起こり、与党内にも「立ち止まること」を主張する人が出てきました。今参議院で審議中です。
市議会や県議会への陳情は「制度を作る際にがん患者当事者の話を聞くこと」「治療中断が起きないように引き上げは見直すこと」を内容とする意見書を上げることを求めています。
国会の参考人の意見聴取で、石破首相が「制度を存続できるようにするために今回の提案がある」と答えると、全がん連の轟さんは「制度があっても届かなければ、ないのと同じ。本末転倒だ」と反論しました。その通りです。
改めてがん患者の現状を皆さんに知ってほしい。岡山県は定期的に実態調査をしてきているので、「見える化」がされています。がんになり、治療すると職場に告げると「解雇」される人がいること、収入が減り子どもの進路を変更せざるを得ない人のこと、廃業を余儀なくされた人がいることなど就労と療養環境の実態調査を改めてよく読んでほしい。それでも賛成できないという議員は議員としての資格はないと私は思います。
石破首相は轟さんの意見を聞いて「心が震えない人はいないと思う」と言いました。ならば、勇断することができるはずです。
とにかく私はあきらめません。岡山市がん対策推進条例は「たとえがんになっても自分らしく生き抜くことができる岡山市を目指す」としているのですから。
「本は大好き!本を読んでいるとその時は本の世界に入るから」・・・孫娘
昨日は協立保育園に絵本を読みに行きました。2~5歳の子どもたちです。(年長さんは幼稚園との交流行事へ)
地域文庫のアップル文庫は2000年に活動を開始しました。もう25年です。3人で始める予定でしたが、思いがけず一人の友人は胆のうがんで数か月の闘病ののち旅立ちました。でも、もう一人の友人と実現をあきらめず、「一人でも絵本と出会う子どもがいればいいよね。」と始めました。主な活動場所は児童センターや保育園、公民館、図書館のお話の時間です。
私は仕事で忙しくしていますがそれでも細々と参加してきました。
小3の孫娘は本が大好きです。「本はね、読んでるときにほんのせかいにはいるからすきなんよ。」と話します。想像力が豊かな子です。きっと人生で生きるのがしんどい時に本がこの子を救ってくれると思います。
お母さんの仕事が遅い時にお迎えや晩御飯を共にしますが、帰り際に2階の窓を開けて「ばあば、ありがとう!大好き!仕事頑張ってね!」と言ってくれます。「大好き!」という言葉に最初はドキッ!としました(あまり日常使わない)が、今では私も「ばあばも大好き!学校楽しんでね」と言えるようになりました。
2階の窓(孫)と道路(私)で「大好きだよ!」という言葉を交換する姿を第三者の目で見ると、気恥ずかしいですね。でも、「大好き」という言葉は人を元気にしてくれる言葉だと私は思います。
これからもいっぱい本を読んで、心の栄養をたくさん取れますように