「とと姉ちゃん」が楽しみ・・・丁寧に暮らすということ
2016年7月18日 崎本 とし子 とし子からの手紙
「とと姉ちゃん」を毎朝楽しみに見ています。夫と二人でテレビを見る「貴重な時間」でもあります。
主人公は「暮らしの手帳」という名の雑誌を創刊した実在の人物・大橋鎮子さんがモデルです。私は実話をもとに・・・というドラマが好きですね。今週号の赤旗日曜版が詳しく特集していて興味深く読みました。
「ふつうがいちばん」という花山編集長の言葉に共感します。
戦後の物がない混乱した時代に「暮らしの中にアイデアで豊かさを感じる暮らし方を提案する」雑誌は人々に大歓迎されただろうと想像できます。広告を取らないで書きたいことをきちんと書くという編集方針も立派ですね。
「物がなくても豊かさを感じること」はできるのです。物に目を奪われて、工夫や知恵のない暮らし方しかできなかったらそれは貧しいなあ・・・と思えるのです。何かを作り変えてよみがえらせたり、使っていなかったものがいきいきと使えるようになると本当にうれしい・・・!
1度目のがんを治療した時、走り続けてきた人生を顧みて、「丁寧に暮らそう」と思いなおしました。シンプルな暮らしがいい・・・とものを減らしました。家の中がスッキリして空気が流れた気がしました。
そして今回のがん治療ではあれこれ考えていたこと、今までとらわれていたことから解き放され、少し身辺がスッキリしました。やはり「丁寧に暮らす」ことに立ち返り、料理や掃除や人とのかかわりにも「ゆとり」が持てるようになりました。
するといろんなことが見えてきて、楽しい!・・です。今、定期購読している雑誌は7冊、会報や新聞は11紙。(ちょっと多すぎる・・・)さあ、これも少し整理の時かもしれません。