緩和ケアボランティア
2016年6月8日 崎本 とし子 とし子からの手紙
岡山市内には確か5か所(100床弱)の緩和ケア病棟があり、今年中にさらに1か所増える予定です(もっと増えるとうれしい)。生涯で2人に一人ががんになり(3分の一が64歳以下)、3人に一人ががんで死ぬ・・・といわれる時代です。ご存知の通り、死因の1位はがんです。がんで命を落とさないためには「早期発見と早期治療」以外ありません。
私は緩和ケア病棟は、がん患者や家族にとって必要な大切な場所であると思います。緩和ケア病棟を少しでもいい場所にしたい・・・という思いを込めて、協立病院で緩和ケアボランティアをさせていただいています。立ち上げの時からですからかれこれ3年近くなります。
入院すると思うのですが、病院は決していいところではありません。でも、病気で余儀なく入院しなくてはならなくなることは誰にでもあります。患者はいろんな不安や葛藤がいっぱいです。私も患者の一人だからこそ、病院で過ごす時間を「潤い」のあるものにしたい、できることをしたい・・・という思いです。
季節を感じる行事や心を込めたお茶サービスなど「普通」の暮らしの風を病棟にも吹かせたい。できることをコツコツと微力ながらつづけられたら・・・と願っています。