充実の韓国訪問でした!・・・グリーン病院、教育独立祈念館、ナヌムの家、3・1独立運動発祥の地タプコル公園、戦争と女性の人権博物館を訪問・交流
12日の21時過ぎ、韓国訪問から無事帰りました。中身の充実した韓国訪問でした。グリーン病院は、職業病の戦いの中で住民が作った財団立の病院です。保険制度はあるけれど混合診療が導入され、格差社会の中で庶民が平等に医療を受けられない状況がある韓国で、まさに日本の民医連のような理念で、「庶民の命を守る砦」がグリーン病院です。
話を聞けば聞くほど、民医連の理念と共通していることを感じ、感激でした。就職したころの協立病院を思い出しました。4月下旬には韓国から生協についてのより詳しい活動視察が予定されており、交流が深まることを願っています。現役の医療生協職員も参加されていましたので、きっといい刺激になったと思います。
後の2日間は、日本と韓国のかかわりの歴史認識を再認識できる貴重な機会となったと思います。「歴史を学ぶことで、事実を受け止め、共通認識のもとにお互いの今を理解し合って共に前へ!」というメッセージがいっぱいでした。
私は繰り返し日本軍「慰安婦」問題を知る機会、ハルモニたちとのかかわりを通して事実と向き合う機会を得ることがあったのですが、参加者の中には初めて証言や事実に接する人もありました。でも、さすが医療生協の組合員さんです。きっと受け止めることができたと思います。
私は再会する人々が多くて、本当にうれしかったです。2年前に岡山に来てくださったハルモニたちも元気でいてくださいました。でも多くは80~90代の高齢です。時間がないのです。ハルモニたちの7つの願いの一つでも実現したい!と強く思いました。できることについて真剣に考えたい・・・と思います。
韓国訪問は初めてでしたが、中国よりも身近に感じました。感性や文化が共通しているのだと思います。隣の近い国です(NHK放送がそのままホテルのテレビでみれる)。「慰安婦」問題をはじめ、「間違った歴史認識」を広げようとする動きが日本国内にはあります(慰安婦の言葉を教科書から削る・・・など)。それが世界の中でいかに「孤立」する考えなのか・・・、日本国内からではなく、外から知ることは大切です。
飛行機でたった1時間20分。東北へ行くのと同じくらいです。これから行ったり来たりして交流を深めたいですね。ハルモニたちの健康を願っています。訪問報告会のご相談があれば参ります。ご連絡ください!