「関電圏内で20%電力不足!」の枝野大臣の脅しは、2010年の数字が根拠?!・・・説得力なし!!
2012年4月16日 崎本 とし子 とし子からの手紙
今朝の「赤旗」新聞が、枝野大臣の「20%電力不足・・・」の発言のウソを指摘しています。
どうやら枝野大臣は、「再稼動ありき」でものごとをお考えなので、データも都合の良い「古い」ものを根拠にしておられるようです。原発事故前の2010年夏の需要数字をもとに、「足りなくなる」と国民を脅しています。
2010年といえば、事故前で、国民の節電の取り組みは不十分でした。原発事故が起きて、2011年の夏は国民あげて暑い夏の節電に取り組みましたよね。その数字と比較すれば、5.5%の不足ということになるそうです。(2010年比較では、18.6%不足)百歩譲って、関電の不足部分が本当にあるとしても、中部電力や中国電力などが融通しあえばいいんじゃないか・・・、原発ありきではない!と私は思います。中国地方の私たちも「原発は不要」の思いをこめて、協力できますよね。
2つのNPO法人(環境エネルギー研究所と気候ネットワーク)は、政府と関電の都合よく、ころころ変える「数字」について、「需給は過大に見積もり、供給は過少に見積もっている」と厳しく批判しています。そして、トータルで、この夏でも2621万キロワットの電力余裕が全国ではあるのだ・・・と試算しています。私と同じ見解で、うれしくなりました。
政府は本当のことを国民に伝え、誠実に原発問題に対応して欲しいですね。「再稼動ありき」「利益優先」の考え方は変えて欲しいと思います。