高額限度額を7~16%引き上げ!?・・・・断固反対!
2024年11月16日 崎本 とし子 とし子からの手紙
370万~770万円年収の人は8万円程度の高額限度額が一月当たり86000~93000円に増える方向が検討されているようです。患者体験のある人はわかると思いますが、保険外の部屋代などの負担はこれとは別です。医療保険内の負担の話です。
もしがん治療で、1年間何らかの治療で高額療養費を払うことになると、約9万円として年108万円かかることになります。鎮痛剤や抗がん剤は結構高いのです。民間保険に入っているから大丈夫…という人もあるでしょうが、本当に大丈夫でしょうか。
例えば、がん治療は今は期間が長く、重い経済的負担を抱える人も多いのです。「生きていていいのだろうか。家族のために治療をやめたほうがいいのではないか…」と悩む人の姿を何人も見てきました。
物価が上がり、暮らしにくい今、治療断念を迫られる人が増えるのではないか…という懸念が膨らんでいます。これは世代に関係なく増える負担です。
命は平等です。治る病気は心置きなく(経済的負担を心配なく)治せるような社会は当たり前です。
高額限度額の引き上げに私は断固反対です。
お金がないから治せる病気を治せないのはおかしいです。皆さんご一緒に声を上げましょう!がんは2人に一人がなる病気です。自分事としてぜひ考えてみてほしいです。
早期発見と早期治療で命を守りましょう!早期発見は体にも心にも経済的にもやさしいですから、どうぞがん検診を受けてください。