中村哲医師のDVDを見て「人道的支援にこそ日本の存在意義があると確信しました。武器で平和は作れません。・・・岡山県九条の会主催の上映会
2022年12月8日 崎本 とし子 とし子からの手紙
ペシャワール会の中村哲先生が3年前の12月4日に何者かに狙撃されアフガニスタンの5人の仲間とともに亡くなりました。
今でも理不尽への怒りと悲しみがこみ上げます。
岡山県九条の会が、中村先生の活動を記録したDVDを上映するという企画をして、昨日開催。上映会に参加しました。
岡山にも中村先生は来られていて、私は②度お会いしました。医師でありながら医療ではなく灌漑用水事業で「暮らしていける国造りへの貢献」を信念をもって続けられる姿に共感し、感動したことを覚えています。
DVDでは10歳になる次男を脳腫瘍で失ったことを通して、どの国でも親が子を失うつらさは同じだと、戦火で苦しむ親子への共感をもち、その思いは活動の原動力であったことを知りました。
「生きていくことが大事。命は何より大切なんです。」と繰り返される言葉。「日本は人道支援に徹することが大事。武器で人は救えない。」との言葉を胸に刻みたい。用水により砂漠が緑の大地に変わる活動の記録は感動です。
DVDの冒頭、先生の姿を見て涙がこみ上げました。困っている人を見て知らないふりはできないという考えに共感。先生の理不尽な死は3年後の今も犯人が分からないという状況です。でもペシャワール会は活動を継続しています。私は少しでも会の支援にかかわりたいと考えています。
日本は憲法9条を活かした国際貢献の道をすすむべきです。武器で平和は作れない。軍事力で平和は作れない。対話と「生きるための人道支援」こそ必要だと改めて思う上映会でした。DVDは県九条の会が貸し出ししてくれます。
私は上映会を地域で企画したいと考えています。