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翁長沖縄知事が訪米中・・・「戦う民意」(翁長雄志著)のご購読をお勧めします!

2016年5月18日 崎本 とし子 とし子からの手紙

今回の入院で読みたかった本を読もうと何冊か持っていきました。

その中の一つが「戦う民意」(角川出版)という沖縄県知事の翁長雄志さんの書かれた本です。

術後3日目に読み始めたら、グイグイ引き込まれて一気に読み終えました。

「沖縄の危機は、日本の民主主義の危機」なぜ安倍総理は知事に会おうとしなかったのか?名護市長選、沖縄知事選、衆議院選挙で毎回示されている「基地はいらない、つくらせない!」という沖縄県民の民意。置き去りにされる民意は地方自治の危機・・・という内容に共感!

翁長雄志・・・という政治家を知り、日本の政治家の中にもこんな新年の人がいるのだ…と感動。

「・・・・勝てそうにないからと言って、相手の理不尽な要求に膝を屈し、そのまま受け入れるのでしょうか。もしそれならば、私は一人の人間として、この社会に生きる意味が薄らぐのではないかと思っています。私たちには少なくとも「主張する権利」があります。これは人間の誇りと尊厳をかけた戦いでもあるのです。」・・・この一説を読んだだけでこの人は本物の政治家ダ・・・・と私は思いました。

そして沖縄には基地をなくすことで開くことのできる「未来」の道がある・・・と理解できるのです。今やイデオロギーではなく、アイデンティティーで沖縄は一つになっています。保革を乗り越えた「オール沖縄」の人々と組織が経済界も共に「この道しかない」という道を歩み始めました。「沖縄の現状は、基地で食べてる・・・のではなく、基地があるから食べられないのだ。・・・」そのことがよくわかる本です。ご一読をお勧めします。

翁長さんは父が議員、兄は副知事という政治家の家で5人兄弟の末っ子として成長。小学校時代に政治家の道を目指すと決め、大学卒業後、那覇市議2期、沖縄県議2期、那覇市長4期目で途中県知事になった人です。(お母さんは落ちたらやめるように・・・と話していたとか)「自分だからできることがある・・・」と語る信念に私心はみじんもありません。

54歳で検診にて胃がんが見つかり、胃全摘。その後無事に12年・・・・(早期発見で本当に良かった)。66歳になり、自分の信念に基づき、行動する知事です。(きっと免疫力が上がってるんでしょうね)

今訪米中ですが、精力的に「新基地反対の民意」を伝えて、対話を広げています。「地元が反対している限り基地建設はできない・・」ことは明らかです。そのことへの理解が広がることを期待しています。

信念あふれる宝のような言葉がいっぱいのこの本は、私に「生きる力」をくれました。翁長知事のご健康を祈りつつ、沖縄のために、私もできることをしていきたいと思います。