[受動喫煙対策の推進」を求める陳情(岡山市議会)が継続審議に?
2016年3月16日 崎本 とし子 とし子からの手紙
岡山市議会の2月定例会が開催中です。
がん患者団体(9団体)が賛同する「受動喫煙対策の推進を求める陳情」を出しています。
内容は、喫煙ががんの原因であることは証明されています。その害をなくすために、禁煙対策はもちろんですが、受動喫煙の影響を減らそうというものです。具体的には公共的な場所での喫煙は「完全分煙」にしてもらうなどの対策を求めています。駅前広場にある「岡山市が設けている喫煙所」を通行者に影響のない場所に移動したり、完全分煙にすることを求めています。
「タバコがなくなれば男性のがんの3分の1が減る」という指摘を受け止める時代ではないでしょうか。
がんという病気を体験したからこそ、受動喫煙の影響を減らしたい・・・、がんになる人を減らしたい・・・・と切実に願っています。そういう趣旨を議員さんには説明する懇談会を昨年末には持ち、2月議会に陳情を提出しました。
委員会での審議結果は「継続審議」。びっくりしました。残念でした。
2月28日付の山陽新聞でも「日本のたばこ規制不十分」の記事が掲載されたりして、今その機運は高まっていると思っていただけに、ショックでした。市議会議員の認識の情勢はなされていなかったのです。世論に送れる状況と言っていいでしょう。
デモ継続審議になっているので、どんな審議が今後なされるのか、当局の発言にも注目しながら、見守っていきたいと思います。ちなみに、自民党と公明党の議員さんが「継続審議」という見解で、委員長採決となり自民党の藤原委員長が「継続審議」を支持して、「継続審議」となったそうです。理由は今後お尋ねしたい…と思います。
一日も早く「採択」され、岡山市の受動喫煙対策が進むよう願っています。