「コロナ感染症を5類に」の動き・・・行政は手抜きで医療と福祉現場に負担
岸田総理は「春にはコロナ感染症を5類にする方向」と表明しました。
すでに感染者把握を正確にすることをやめており、「登録制」にしています。若い人は症状が軽く、仕事を休みにくい人も多いことから、登録する人は激減していると思います。無症状者は自分で知る由もありません。高い抗原検査キッドを購入してまで人への感染を懸念している人は減っています。保健所の対応数は激減しています。職員の負担は減りましたが、医療機関や福祉施設の過重負担は続いています。
一方高齢者は、命の危機にさらされています。福祉施設に入所している虚弱高齢者は、クラスターの中で留め置かれ、医療にたどり着けず次々に命を落としています。岡山でも一日20人死亡の日がありました。医療保険料は年金から天引きされているのに、医療にかかれないのです。理不尽です。
さて、「感染者が減ってきた」と盛んに報道しながら、そろそろ5類へ移行をしようという政府の方向についてみなさんはどう思いますか。
医療費負担、ワクチン接種負担はすべて通常医療負担になります。クリニックや病院の対応はできるでしょうか。(感染力が強いコロナ感染症を普通の病気と同じように対応することになる)インフルエンザのように、治療薬はできていません。福祉施設の対応はできるでしょうか。
私は時期尚早だと思います。せめて治療薬ができるまでは延期すべきだと思います。変異株の流行も気になります。今、屋内でのマスクは必要なし…というのは納得がいきません。(屋外ならまだしも)
高齢者など虚弱な人がなくなることに危機感を持たない政府(社会)は危ないです。「命は大切」だとこだわらなくなれば、社会は殺伐としてきます。高齢者へのリスペクトがない社会がほかの世代の命を大切にする社会になるでしょうか。
命は平等です。誰の命も大切にされなければなりません。「いのちは何より大切」という価値観を私は大切にしたいです。
今日から寒気が来て寒いです。来週は横綱級の寒気だそうです。免疫力を上げましょうね。よく食べ、よく寝て、よく笑うことが大事だと思います。