阪神淡路大震災から28年
2023年1月18日 崎本 とし子 とし子からの手紙
28年前の1月17日、阪神淡路大震災が発生しました。死者は関連死を含めて6434人。初めて「関連死」という言葉を知りました。1週間看護師として被災地へ行きました。寝袋で寝ながらの泊まり込みで、たくさんの人と出会いました。歪んだビルを毎日見て、岡山に帰ってきたときに普通に立っているビルをみて、「これが普通」と思ったことを思い出します。
地震は自然災害です。でもその災害では生き残ったのに、その後の様々な要因で命を落とすことが関連死です。忘れてはならないことです。私は関連死は「人災」だと考えています。関連死の数字をなくす政治であってほしい。そのために誠実に向き合い政治であってほしいと願っています。
いつ起こるかわからない自然災害。地震はいつ発生するかわかりません。人は弱い生き物です。自然の大きな力にはかないません。だから謙虚に、助け合い、生きるために力を合わせなければならないのです。
昨日は「忘れません」という思いを込めて、手を合わせました。