ソワニエ看護学校創立20年
ソワニエ看護学校が創立20年を迎えました。私は「ひとつの専門学校をつくる」という仕事に少しばかりかかわらせていただいたことを誇りに思います。(残念ながら創立に奔走した人々は皆さん亡くなられてしまいました。)
私は民主医療機関が看護学校を運営することは質の確保に必要だ・・・と確信していました。私自身看護教育に強い関心があり、いつかは、教員として役割を果たしたい・・・という夢を持っていました。(だから看護師時代に厚生労働省の看護教員養成課程を受講し終了)
20年前、K先生と雨の中を実習病院の依頼のためにかさをさして何箇所も訪問したことや挫折しそうになりながらも成し遂げようと励ましあい、創立にこぎつけたことを鮮明に思い出します。(あきらめないでよかった・・・!!)看護教育への情熱が持ちこたえさせてくれました。
あれから20年・・・。さまざまな努力が積み重ねられて、昨年は国家試験合格100%の学校になり、社会人入学の人のための「専門実践教育給付制度の実施校に認められたとお聞きしています。(2015年から適応され、条件を満たせば144万円が厚労省から支給される)
関係の皆様のご努力に敬意を表し、学生の努力に拍手を贈ります。
先日の卒業式で同窓会の代表の挨拶に「ソワニエ看護学校を卒業したことは私の誇りです・・・・」という言葉がありました。この言葉を聞いてどれほど喜んでいる人たちがいることか・・・と思います。天国でもきっと拍手が起きたに違いありません。
私は今、非常勤講師として学生さんとかかわらせていただいています。毎年の出会いをとても楽しみにしています。今後ともソワニエ看護学校が「看護師になりたい!」と願う学生たちの看護の道の学びだけでなく豊かな人間教育の場所としても着実に発展することを心から願っています。