来年度予算を読む・・・軍事増やして「いのちの予算」しぼむ？
閣議決定された来年度予算の中身を見ています。
一般会計の収入内訳は、国債３０兆８６００億円、消費税収１７兆１１２０億円、所得税が１６兆４４２０億円、法人税１０兆９９００億円、税外収入は４兆９５４０億円・・・など。借金に一番依存し、税収確保が大変なのに、法人税は減額する・・・（おかしい！）
支出では地方自治体へ地方税として４０兆１７７３億円、交付税は１６兆７５４８億円、社会保障費が３１兆円（年金１１兆１１１６億円、医療９兆３６８０億円、介護２兆６３４２億円、生活保護費２兆９０８２億円など）。
原発再稼働予算が増額、辺野古基地予算も計上、沖縄いじめで振興予算は削減（ひどい・・・！）
軍事費は４兆９８０１億円で、介護予算への財源支出の２倍以上！？（驚き！）グ～ンと増えてきた。社会保障費は全体として増えているが中身を見ると、高齢者（中でも低所得者）には「激痛｝予算で年金を減らし、医療費負担を増やし（入院時の食事代など増加）、保険料を値上げする予算です。消費税も増税することが決まっていますし、今後の暮らしはなかなか大変です。
山陽新聞は「低所得層 家計に痛手」「改革に痛み不可避」と見出しを付けました。
軍事費を増やし、社会保障費を削る・・・。「憲法を自分の手で書きたい・・・」という安倍総理の政治は、予算を見てもどこを向いているのかわかりますね。
所得税より消費税の収入の方が多いこの国で、格差はさらに拡大しています。「弱きをくじき、強きを助ける政治」は国民の暮らしを壊していきます。
地方自治体がどこを向いて税金を使うのか・・・、暮らしを守る上で、関心を持たずにはいられません。「住民のいのちと福祉を増進することが自治体の役割である」…地方自治法に書かれた条文を私は何度市議会本会議で読み上げたかしれません。自治体の役割の原点を見失うことなく、頑張ってほしい・・・と思います。地方自治法をしっかり生かす市政、県政を認識した議員をどれだけ選ぶか…がこの春の選挙なんですね。
憲法や法律を知らない（勉強してない）人は当選させてはいけませんね。議員になることは「就職すること」とは違います。あなたはどんな事を議員に期待しますか。
