年金削減法案に民主と自民が合意!?
あなたの年金は月いくらですか。
日本の平均年金(老齢基礎年金)受給額は、月48000円ほどといわれます。仕事をしていた人はそれに厚生年金分が加算されます。しかし、女性は働き続けることが出来る環境が整っていないことも有り、結婚出産を期に60%が退職する・・・という現実です。長生きする女性にとってこの現実が、老後の年金にも影響してきますよね。今でも年金は少なく老後の生活保障に十分とは言えない・・・と思います。多くの人はわずかな貯蓄を削って、つつましい生活をしているのです。
その年金を、2,5%削減するという国の動きです。物価スライドの仕組みのもとで、払いすぎている・・・というのです。年金者組合などは、大反対の声を上げてきました。しかし、国会では民主と自民が「合意した・・・というのです。私は怒りでいっぱいです。
あなたはこれを認めることが出来ますか?「仕方が無い」と諦めますか?
私は、まだ年金を受け取ってはいませんが、到底納得できません。野田政権は来年4月から、70歳から74歳の医療費自己負担を1割から2割にする・・・といっています。収入を減らし、負担を増やす・・・「北風政策」で、日本の経済がよくなる・・・と思っているのでしょうか。もっと景気が悪くなります。
貯蓄の現状は、「貯金なし」の世帯が約30%、一方で、4000万円以上の貯蓄の世帯が10%、その人たちが日本全体の貯蓄の60%を保有しているというのが、日本の姿です。なんという格差でしょう!?
自民や民主の「弱肉強食」の政治のもとで、人をモノのように扱う「風潮」が台頭してきました。新しいもののように登場している第3極といわれる石原氏、橋下氏の発想は、「格差」をなくすどころかそれは「あたりまえ」という発想・・・「強者」の論理です。背筋が寒くなるのは私だけではないでしょう。
年金生活者は声を上げるときです。65歳以上は3000万人を超えました。みんな有権者です。選挙では、自分の考えを、態度で示さなくてはいけません。自分だけではなく子や孫に何を残すのか・・・。
私は人は人として大事にされる社会を、平等で公平な社会を残したい。平和憲法はなんとしても残したい・・・と思います。