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こ ん に ち は、 崎本とし子 です

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がんと就労

2012年7月19日 崎本 とし子 とし子からの手紙

がんになっても、すぐには死なない時代です。5年生存率は、56%です。もちろん診断後数ヶ月で亡くなる人もおられますし、がん・・・といっても一人ひとり違うのですが・・・・。

がんと付き合う時間が長くなった分、社会的な問題・・・たとえば就労の問題も出てきました。

「がんと一緒に働こう」という本を出版したのは、桜井なおみさんですが、「がんになっても働き続けたい」人はたくさんいます。働き続けるのは、自分らしく生きるためにも大切なことだ・・・と私は思います。

先日、Kさんと会いました。転移しているが、疼痛コントロールをしながら、仕事を続けています。お会いして、凛とした様子が、とてもステキだな・・・と思いました。

「人権21」に私が書いた投稿を読んでくださったそうで、「何かできることがあれば・・・」と連絡をくださいました。とてもうれしいと思いました。治療費のことや仕事のことなど本当に大変なことが多いが、なかなか繋がることができないのが、がん患者の実状です。

がんサロンの紹介をして、看護学校での特別講義をお願いしようかな・・・と思っています。「診断時期からの緩和ケア」についても話が弾みました。

「先生に私はいつまで生きれますか・・・と聞いたらきっと悲観的な答えが返ってくると思うんですが、・・・・・」というKさん。自分らしく生き抜くために、「社会の役に立ちたい・・」と思っておられることが伝わってきて、諦めない生き方に、私が勇気をもらったのでした。

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