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日本のワクチン行政の遅れ

2021年5月30日 崎本 とし子 とし子からの手紙

あなたはコロナワクチン接種なさいましたか。まだまだ・・・という人が多いですよね。

夫は今日1回目を接種予定です。朝からなんだか「気合」が入っています。

さて、日本のワクチン接種率は人口比1.69%(5・20現在)で、ケタ違いに低い状況です。

国産ワクチンがないことが大きな要因です。欧米は2020年初頭に数兆円の予算をつぎ込みましたが、日本では100億円程度でした。政府や政治リーダーが消極的だったのです。

日本では政府がワクチンの開発や研究費を削る中で開発企業も訴訟のリスクが高く、温度管理や保存期限の短さなどの手間がかかるという理由で次々撤退し、人材面でも技術面でも弱体化してきました。

私は日本は予防医療への取り組みが弱いと痛感しています。病気になり、重症化すれば診療報酬が高い・・・という仕組みが予防することに取り組む医療を阻害していると思います。

褥瘡を作らないために取り組む「予防的看護」に診療報酬で評価するとか、検診や予防接種を受けていると医療費負担が軽減されるとか、禁煙教育や受動喫煙の啓発をもっと本気でするとか・・・、いろいろ取り組めば、良い意味で病気を減らし、医療費を減らすことができます。本気で予防医療を、本気でがん対策をというのは私の強い願いです。

がんで亡くなる人は毎年40万人。がん告知を受ける人は毎年約100万人。2人のうち1人が人生でがんになり、3人に一人ががんで亡くなるのが日本です。

感染症ではないので「自分持ち」となっていますが、がんの死亡者を減らすには

1に予防(ウィルス感染予防、予防接種)、2に検査、3に早期治療しかありません。労働安全衛生法などの改正を含め、政策としてがん対策を推進することが必要です。

今回の感染症対策のお粗末さは日本の平常時の公衆衛生対策や予防医療軽視の政府の姿勢を厳しく問いかけているのです。

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