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医師や看護師不足を病床削減でつじつま合わせしようとしている政府

2021年3月28日 崎本 とし子 とし子からの手紙

国会で75歳以上の高齢者の患者負担を2割に増やす法案や病床を削減しようとしている法案が審議中です。

皆さんは人口1000人当たりの医師数で国際比較をしたときに日本は2・5人で世界で最低レベルでだというのをご存じですか。OECDの返金と比較すると13万人不足の状況です。感染症専門医は3~4000人必要と学会は指摘しているが現状は1500人!?

集中治療医は2650人不足と学会が指摘しています。ドイツは8000人いるが日本は1850人しかいないそうです。

20万人の勤務医の調査で40%が過労死ライン以上の勤務をしている状況です。

政府は46万人必要といわれる中で36~37万人でよいといいます。OECDの単純平均値を使わず加重平均値を使って国際比較の数字をごまかしています。石不足を矮小化する政府は、足りないなら「元」を減らせばいい・・・とでもいうように病床数を減らすことを提案中。

436の公立・公的病床を削減するというのです。

政府には本気で感染症に向き合う覚悟は感じられません。病気になっても病院に入院できない状況は改善される方向が見えないどころかもっと深刻な状況を作ろうとしています。2023年には医学部定員を削減する計画だそうです。

不足は不足と認識し事実を認めて改善することが必要ですよね。社会保障費を削るために病床削減をしたり、医師数や看護師の数を足りているように見せるのはもうやめてほしい。

建物は増やせても「人」は一度に増やせません。検査が増やせないのは検査技師の不足、入院が増やせないのは看護師や医師がいないからです。

今のコロナ感染症の対応を見れば、医師などの数を増やし、自治体病院つぶしはやめるという方向転換が必要です。

それができない政府はコロナ後の社会対応はできません。政府を変えるしかありませんよね。

いのちは何より大切です。

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