「正義を行うということは自分も傷つくということ」・・・朝ドラ「あんぱん」の名セリフ
2025年9月13日 崎本 とし子 とし子からの手紙
朝ドラ「あんぱん」は最終盤に入りました。楽しみに見ています。戦後80年目に素敵な作品ができましたね。
やなせたかしさんの人生哲学がふんだんに盛り込まれた中園ミホさんの脚本は心に残る言葉がいっぱいです。
侵略戦争で大陸に送られ、死ぬほどの飢えを経験した主人公が追い求めた「逆転しない正義」とは?「自分の頭で考える」ことの大切さを教えてくれます。
千尋の言った「愛する国のために死ぬより、愛する人のために生きたい」という言葉も心に残りました。(戦争は何として求めなければならない)
自分の顔を食べさせて飢えている人を救う「あんぱんまん」。このヒーローは、よろよろしていて、身なりも汚い。お金持ちでもない。だけど自分の顔を食べさせて飢えた人を救うのです。そういう「あんぱんまん」を支える人たちも大勢います。
なんで顔を食べさせるの?
「正義を行うということは自分も傷つくということ」だと主人公は言います。私は大いに共感します。
世の中は正義(正しいと思うこと)がまっすぐに通ることはなかなかありません。自分も傷ついて立ち直れないような挫折も味わうけれど、でも信念に基づき、愚直に取り組むことが大事。何度でも、何度でも・・・です。仲間がいれば大丈夫だよ・・・と。
その繰り返しで、いつか逆転しない正義が実現するのでしょう。
私は「平和と自由」を大事にしたい。私がこれまで伝えてきた「命は何より大切だ」という世の中をつくりたいです。
最後まで朝ドラを楽しみにしています。