がん対策に注目しています。
2024年3月9日 崎本 とし子 とし子からの手紙
化学療法などで脱毛したり、様々な副作用が出ます。外見の変化は患者にとり、つらいものです。ウィッグを買うために使う費用は9万円以上…という調査結果があります。
県内でも岡山市をはじめウィッグの助成制度ができてきました。新年度は備前市、高梁市、真庭市などに広がりました。県は来年度予算でどう動くのか注目しています。
県から、がん患者の実態調査の集計が届きました。がんとわかり解雇された人は10人(604人中)依願退職84人、転職8人でした。少しづつがん教育やがんという病気への理解が広がってはいますが、まだ「解雇」が0になりません。経済的理由で治療を変更したり、中止したりした人もあります。「生活を切り詰めた」という人は298人(1016人中)あり、厳しい実態が浮き彫りです。
私たちがん患者団体はたとえがんになっても「自分らしく生き抜ける」岡山県を目指して、これからも療養環境の改善へ向けて声を上げ続けます。当事者の声で動く政策であってほしいからです。