マイナ保険証の強引な来秋導入をやめよ!・・・「点検は第三者委委員会で」片山善博先生に賛意
今朝の山陽新聞の「山陽時評」に片山善博教授(元鳥取県知事)の投稿がありました。
「マイナカードの総点検~第三者委員会設置が常識だ」と題するものです。
「(政府は)マイナ保険証への一体化が唐突に決まり、請求に実現させようとしている。」しかし、「多発しているミスの原因は、政府の唐突さと性急さに由来しているとみている。」と。
「マイナンバーカードを持つことに強い不安感や抵抗感を持つ人が少なからずいる。・・・不安がある人はあえてマイナンバーカードを持つ必要はない。カードはなくてもマイナンバーはすでに国民全員に符番されているので、行政のデジタル化は進められる。・・・ところが、。ちマイナンバーカードと健康保険証を一体化し、健康保険証を廃止するとなると、事態は大きく動く。マイナンバーカードは任意なのに、事実上取得を義務化することと変わらなくなるからだ。ちゃんと手順を踏まず、ろくな議論もせず、取得率を上げようと自治体に財政上の圧力を加えるなどあの手この手の術策を弄した。国のこんないい加減な所業を、腹立しく思っている。」と。(実に明快!)
「組織が不祥事を起こしたとき、その原因を突き止め再発防止を期するなら、客観的で独立したメンバーで構成される第三者委員会を立ち上げるのが昨今の常識であり、王道である。身内の点検委員会ではどんな結論を出しても信用されない。」と明言。(その通り!)
私が岸田総理(内閣)を信用できないのはまさにこういう姿勢にあるのです。片山先生の指摘に大いに共感しました。
混乱を作った張本人(河野大臣)が総点検の指揮を執るのは、本末転倒。マッチポンプといわれても仕方がないのではないでしょうか。そして、強引なマイナ保険証導入をやめるべきです。(開業医が廃業してしまい、かかりつけ医がいなくなる国民が増える!)
点検は、きちんと第三者委員会でやるべきです!片山先生は知事をしておられる時から、まさに県民の声を聴く姿勢が素晴らしかったです。たとえば、DV問題の取り組みも被害者支援をしている団体の声を聴き全国でも先進の施策を実施していました。こういうトップが増えると政治は変わると思います。独断専行の維新などの手法とは違うボトムアップの仕組みの作り方が必要です。