「意志的な楽観主義」・・・大江健三郎さんのインタビュー(赤旗日曜版)
「さよなら原発集会」や「九条の会」の呼びかけ人として活躍中です。文学者らしい言葉で発言され、いつも考えさせられます。同郷人として誇らしいですね。
大江さんが、5日付赤旗日曜版に登場しています。
キーワードは、「意思的な楽観主義」という言葉です。その意味は、「いま辛い状況で物事をやらなければならないが、しかしついには何とかなる」ということ・・だそうです。
私は、「・・・・・・・・ついには何とかなる」というのがいいなあ・・・と思います。そう信じて、今できることをしていくことが大事なときです。
そういう言葉に激励されて、「暑くても、ちょっとがんばる」ことができます。よし、今日も中電岡山支社前の抗議行動に参加しよう!
大江健三郎さんの原点は「ヒロシマと沖縄」だとか・・・。「米軍基地が沖縄にある限りダメです」というきっぱりとした言い方が、腑に落ちるこのごろです。赤旗日曜版は面白い!!読む価値のあるいい新聞です。
岡山県にも「がん対策推進条例」をつくりたい!!
岡山市議会が、議員発議でがん対策推進条例を創って、1年余が過ぎました。当事者の声を反映した「がん対策」を・・・と委員会には当事者代表が2人参加し、いつも発言して審議をリードしています。
患者団体の声を汲み取ろう・・・とする他の委員の姿勢も感じられます。全員発言を基本に運営されていることがいいな・・・と感じています。
国が、新5カ年計画を決定しました。
がんと診断されたときからの緩和ケア、小児癌の取り組み、働く世代の抱える社会的問題への対応(就労など)、がん教育の推進、がん予防でははじめて喫煙率の目標数字が入りました。
「たとえがんになっても安心して暮らせる社会の構築」が計画の魂部分です。患者団体などが、主張してきたことです。
岡山市の条例には、すでにそのことが明記されています。
さて、岡山県は法に基づく新計画を今年作ります。全国では47都道府県中17地域に条例がつくられ、実施の後押しをしています。
岡山県では、5医療圏のうち2つに拠点病院がありません。このままでどのように「全人的痛み」に対応するのでしょうか。検診や治療の経済的負担軽減や在宅療養のかかえる問題にしっかり対応して欲しい・・・と願わずに入られません。
岡山県にも「がん対策条例」が欲しい!・・・と私は思います。超党派の県議さんの力を借りて、実現したい・・・と思います。知事選挙も10月です。がん対策に関心を持つ人を選びたい・・と思います。
緩和ケア病棟のボランティア
協立病院に緩和ケア病棟ができて、1年が経ちました。31日は緩和ケアボランティアの日でした。
私は、当初からボランティアをさせていただいています。勤務する看護師としてではなくボランティアとしてかかわる意味は、この病棟に「普通の暮らし」の風を運ぶ人でありたいからです。
緩和ケア病棟は、最期を生ききる場所である人が多い(調子をみて、在宅に移ることもできる)ですから、患者さんもいろんな苦悩を抱えておられます。私もがん患者体験をしたことから、「普通の暮らし」の大切さを思いました。
ボランティアのおいしいコーヒーを入れる香り、お茶を飲みながら交わす会話、そして笑顔・・・は大切な「暮らし」の風です。少しでもほっとする時間を・・・と心を込めて・・・コーヒーを入れています。