県がん対策推進協議会を傍聴
2011年11月11日 崎本 とし子 とし子からの手紙
今年第1回の岡山県がん対策推進協議会が開催されました。
私はサロンの仲間とともに傍聴しました。
県の協議会の構成は15人。医療関係者が8人、行政が4人、患者会から2人、愛育委員の会長さん・・という構成です。
福祉関係者も教育関係者もいません。まして、経済界やマスコミ関係も入っていません。委員から、「在宅療養のかかわりが強くなっているので、福祉関係者をメンバーに入れてはどうか・・」という意見が出たのは、まことに妥当な意見でした。
患者会の代表は昨日のネットワーク会議を踏まえて、「患者の声」を配布し、発言してくれました。
拠点病院の協力で、「がん患者の生活状況調査」を提案して、「検討する」ことになりました。病気を治すことと「仕事や暮らし」の両立は大変な状況です。患者会は経験的にはわかっていますが、そのデータはありません。調査によって可視化されることは、その後の対応の根拠になります。
「生きている」ということは、単に息をしているだけではありません。生活があるのです。
がん対策基本法は、死亡の数を減らすことと患者や家族の負担軽減をしてQOLの向上を目的としています。法にもとづいて、もっと施策が必要です。一歩一歩前進していきたいものです。
全国では16県が条例を持っています。ほとんどが議員提案です。岡山県でも議員連盟ができています。ぜひ実現したいですね。
傍聴しながら配布資料を見て、県北のがん患者の医療環境はどんな状況なのか・・・と気になりました。2つの医療圏には拠点病院がありません。岡山県内でも真剣に考える必要がある・・・と思いました。県議さんにがんばって欲しい!!私も声を届けたい・・と思います。来年度にがん計画のみなおしが予定されています。