追悼・・・・106歳で逝ったOさんへ感謝!
2018年1月15日 崎本 とし子 とし子からの手紙
13日、とてもお世話になったOさんが亡くなりました。106歳でした。「眠るようにいきました」と息子さんから聞いて、立派に生き抜かれたなあ・・・と思い、自然にお辞儀して「お世話になりました。ありがとうございました。」と心の中で言いました。
医療生協の班長さんとして、地域でボランティア活動を長くされました。私は市議会議員に立候補したころ(33歳)からずっとお世話になり、いつも温かい声をかけてくださいました。3人も子供がいるのに議員をしていることに「苦労が多かろう・・」という心配をしてくださっていました。人望のある方でした。多くの人に慕われて、頼りにされていました。よくご自宅で集いを開いてくださいました。
Oさんの子育て時期は戦後直後で、私は戦争中の話や戦後の苦労話を聞かせていただき、体験を冊子にまとめさせていただいたりもしました。 母の子どもを思う心が伝わり、「戦争はいけん」という思いが伝わりました。昨年の10月の中区市議補欠選挙に家族とともに投票に行かれるなど、主権者として最後まで生き抜かれました。(スゴイです!)
女性が選挙権をもってまだ70年余。Oさんは選挙権のない時代を生きられたのです。選挙権がある意味をよ~く解かっておられました。
人は生きてきたように旅立つ・・・と私は思っていますが、Oさんはまさに人のために生きて、自分のことは自分ですることを目標とし、本当に見事に生き抜かれたなあ・・・と思います。ほとんどご自宅で過ごされましたので、ご家族の皆様がよく支えられたと思います。どうぞお疲れが出ませんように・・・・。心からご冥福をお祈りします。