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がんなっても働き続けたい!・・・がん患者対策の記事が山陽新聞の一面に!
2017年12月3日 崎本 とし子 とし子からの手紙
3日の山陽新聞の一面に、「がん患者対策」の記事が掲載されました。がんと仕事の問題です。
年間86万人のがん告知患者のうち約3割は働く世代のがん患者です。(私もその一人です)
「がんになっても働き続けたい」気持ちと「職場に迷惑がかかるから・・・」という葛藤をしながら治療をせざるを得ず、両立できず退職してしまう患者は後を絶ちません。企業の理解や職場環境が整っていないのです。
時短勤務や在宅勤務などの仕組みがなく、正しい理解を持つ相談窓口もない企業が珍しくありません。昨年12月9日に成立した改正がん対策基本法では企業に仕事と治療の両立支援の努力義務を明記しましたが、進んでいないのです。
30代のがん患者の女性が「がん告知を受けたのはショックだったが、治療することを職場に伝えた時、退職を打診されたことがもっとショックだった。自分は社会にいらない人間だと言われた気がした・・・。」と話したことを忘れません。
がんと共に生きている人にとって、「自分らしく生きること」はまだ厳しい社会です。少しでもその環境を良くしていきたい!!私たち患者団体は、いろんな機会を通して、同じような苦しみを増やしたくない・・・と行動しています。
受動喫煙防止の環境つくりに国会へ出向いたり、議員さんとの懇談(勉強会)をしたりしています。
1月22日(月)には岡山市議会の皆様と勉強会を持つ予定です。福吉保健福祉委員長さんの尽力によるものです。当事者発信でがん対策を推進したい!しっかり伝えたいと思います。