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憲法を活かして、民法改正を急げ!

2013年9月5日 崎本 とし子 とし子からの手紙

日本の憲法は、民主的条項の宝庫です。この国の「常識」は憲法にまだ追いついていない・・・ことがたくさんあります。

民法(日本国憲法ができる前、100年以上前にできた)改正はそのひとつです。

このたび、18年もの長い裁判を経て、婚外子の差別撤廃を求める訴訟の最高裁判決が出ました。「今の婚外子の相続規定は違憲である・・・」です。全員一致の判決だそうです。国際人権規約に定職すると国連が勧告(1993年)して以来20年、歴代政府は放置してきました。世界の先進各国はすで仁撤廃しています。先進国では日本だけが遅れていたのです。

自民党保守系からは「伝統的家族観」が壊れる・・・と反対意見があるようですが、民主党、共産党、社民党などは「早期改正」を表明。政府の判断に注目です。私は早急に改正すべきだ・・と思います。

年は59歳だけど民法改正には「古くて、かたくなな」考えをお持ちのようにも見える安倍総理、でも最高裁大法廷の全員一致の判決にどうすばやく対応するのか、いやできるのか・・・・注目です。

これまで「(夫婦別姓なども含め)民法改正を!」といい続けてきたものの一人として、「長くかかり過ぎた・・」という感想は否めませんが、がんばり続ける人がいることが、世の中を変えるのだ・・・と改めて思います。その基本には憲法があることを忘れてはなりません。

日本の憲法は世界に向けてすばらしい内容を発信しています。憲法と違う行動をとることが世界から不信を持たれる一番の原因になる・・・と思います(今の憲法で集団的自衛権の行使はありえません・・・)。憲法を暮らしに活かせば、この国はもっとよくなる・・・と私は思います。

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