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Kさんの旅立ち

2013年4月8日 崎本 とし子 とし子からの手紙

まだ子育て真っ最中のKさんは、がん闘病中でした。仕事も治療も子育ても・・とがんばっていた人でした。

岡大病院の緩和ケアを受けながら、週一回通院していました。

知人の紹介で、私はKさんと出会いました。サロンに来られることはありませんでしたが、話をする時間が持てて、私の書いたもの(人権21という雑誌に書いたもの・・・「憲法と法に守られて、自分らしく生き抜ける社会を・・・がん患者の厳しい治療環境」)を読んで、本当にその通りだと共感し、こんな活動をしている人がいることがうれしい・・・といってくださいました。美しい人で、笑顔がステキな人でした。仕事も職場の理解を得て、3月末退職までがんばりました。

主治医のすすめも有り、医療関係者に患者の視点で話をする機会もありました。私は看護学校での講義をお願いしたのですが、とても喜んで快諾してくださったのに、体調が悪く実現できませんでした。

彼女は、子どもの高校入学準備を済ませ、母として出来ることを精一杯やって、4月3日に旅立った・・・と知人からの連絡をもらいました。

まだ自立していない子どもたちを残して逝くのは心残りだっただろうと思います。でも、本当に最後までよくがんばられましたね。この数年のあなたの生き方を見てきた子どもたちはきっと大丈夫です。

心からご冥福をお祈りいたします。

コメント1通 “Kさんの旅立ち”

  1. マッキンパバ さん:

    子どもさんたちの為に生き抜いたって凄いことですね。いろいろあったでしょうけど。子どもさんたちにはできるだけ自身の希望通りの生き方をしていただきたいものです。

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