復興予算の4分の1が「被災地以外」へ!?
東日本大震災から1年半余・・・。被災地の復興を願わない人はいません。
「ぎょうざで東北支援」をしている旭東地域では、今期も注文をとりました。被災地からすぐに連絡があり、「がんばってるよ!また注文をありがとう!」と・・・。消費税の値上げだけはなんとかやめさせてほしい・・・との切実な訴えが思い浮かびました。必死に立ち上がろうとしている人を、必死で支援するのが政府の役割です。
なのに、怒り心頭に達する事実を知りました。復興予算の使い方です。9日のNHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 追跡復興 予算19兆円」での報道内容についてです。ジャーナリストの信念を感じるいい報道だ・・・と私は思いました。
9.2兆円(第3次補正予算)の使途で、国が認可した488事業を調べると、その4分の1が「被災地以外」の事業で、2兆45000億円余だった・・・というのです。
電気自動車の燃料電池の開発のための補助16億円、公安調査庁の自動車購入(14台)の購入、沖縄県の地震対策の道路工事、岐阜県のコンタクトレンズ工場のライン建設・・・・などに復興予算が使われたというのです。
一方、被災地の人々が懸命に知恵を絞り「地域復興」の事業提案をしたけれど、4525件の申請のうち認定は4割だったというのです。気仙沼市では診療所の再建など医療体制はまだ4割しか復旧していない・・・といわれますが、その再建に補助金がつかない・・・・。おかしいでしょう!!!
復興予算は半分以上が国民の所得税や住民税の増税でまかなうことが決まっています。(来年度諸島税2.1%上乗せ、14年度からは住民税年1000円程度の値上げ)その上消費税増税の法律が通りました。
官僚や政治家に食いつぶされる今の有様を見ると、断じて許せない!!・・・と思うのは私だけではないと思います。
「無駄遣い」はなくなっていない・・・!庶民から掠め取った増税財源を被災者のために使え!!消費税増税は実施をやめよ!と叫びたいと思います。