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「生かされた命」
2011年12月1日 崎本 とし子 とし子からの手紙
11月29日午後1時33分、一本の電話がかかりました。妹からでした。
「弟が心筋梗塞だ・・・。私はすぐいくから・・!」というのです。刻々と状況連絡があり、私は「かなり危険だ・・・」と判断し、すぐかけつけることにしました。心臓の働きが3分の2・・という状況でした。
病院は、松山日赤です。岡山から松山まで特急でも約3時間かかります。その間のなんと長く感じられたことか・・・・。天国の父に「お父さん、まだ早いよ。連れて行かないでね。・・・・(弟には)帰って来い!!」と祈り続けていました。
29日17時から緊急のバイパス手術となり、4時間30分ほどの手術は成功したのです。その夜は病院に泊り込みました。一晩経つと、心臓の機能は劇的に回復しました。
ギリギリのところで間に合ったのです。54歳と若いので、術後の回復は順調です。12月1日にはICUを出て、病棟のCCUへ移ることができました。意識も清明です。順調にいけば、2~3週間で退院できるとのことです。
「助かったよ。治るよ・・・。きっと長生きできるよ・・・。」と面会のときに話すと、弟は号泣しました。
本当に命を助けてくださった関係者のすべての皆様に感謝です。
まさに「生かされた命」を大切にして欲しい。「一病息災」で、高校生の子供たちが一人前になるのをしっかり見守って欲しいと思っています。
私もがん経験をして、「生かされた命」です。最後まで人の役に立つ命でありたい・・・と願っています。何より81歳の母より先には逝く事はできません・・・・。母より長く生きることが親孝行だと思うのです。
2011年12月1日 1:18 AM
それぞれまわりのみなさんに「生かされた命」をもって生きていくってこと、大事にしたいものですね。