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犯罪被害者になられたことには心からのお悔やみを申し上げますが、安倍元総理の国葬には反対です。関係者で思いのこもった「お別れの会」(会費制)をされてはいかがですか。

2022年7月17日 崎本 とし子 とし子からの手紙

国清寺の庭は蝉の声がにぎやかです。入口の門は戦争遺跡です。黙って戦争があったことをわたしたちに伝えています。

さて、岸田総理の「国葬を行う」との表明とその理由を聞き、びっくりしました。

理由とは一番長く総理大臣をしたから・・・ということと、国への「功労」だと。

銃撃され、突然犯罪被害者となられたことはお気の毒です。心からお悔やみ申し上げます。しかし、政治家としての功罪は別物です。政治家としての評価は分けて考えなければなりません。

私は、「モリ、カケ、桜」「集団的自衛権行使容認の閣議決定」を忘れません。改ざんを強要され、自殺した赤木さんのことを忘れません。

国内で息詰まると「外遊」して、元気になっておかえりになった様子を見て、「外遊」がこの人を復活させるのだなあ・・・と思いました。(外遊でどれくらい税金を使っているのだろうかと知りたかった)

長期政権の下で忖度がはびこり、政治の私物化は極まりました。自分の後援者には「優遇」するという、最も政治家がしてはならないことの一つに問題意識すら感じない・・・。「憲法を守る」という国会議員としての姿勢もなく、そういう意味で傲慢な政治家でした。国民への説明はきちんとされず、闇の中へ・・・。(このままでは済まないと思いますが・・・)

妻の昭恵さんは全力で守ったけれど、赤木さんの妻への誠実さはあったでしょうか。

安倍元総理は法治国家としての日本の政治を貶めた政治家の一人だと思います。

権力者の支配やコントロールのためにいろんな仕組みを作りました。忘れてはならないことです。

私は、国葬ではなくて安倍さんに思いを持つ皆さんで、会費制での思いのこもった「お別れの会」をされることを提案します。賛同する政党や企業や団体はモノもお金も出すでしょう。賛同する国民は税金ではなくて気持ちのこもった会費を払うでしょう。「モリ、カケ、桜」でも「忖度」と「優遇」が大問題だったのです。これ以上安倍さんのために国民の税金を使ってはなりません。

私は国葬に反対です。