がん患者・家族の集いIN上道公民館
2018年1月21日 崎本 とし子 とし子からの手紙
第3日曜日は上道公民館で「がん患者・家族の集い」(がんサロン)を続けています。
この集いの種をまいてくださったのはAさん。食道がんで闘病した人です。残念ながら亡くなられました。私が出会ったのは今から5年前。第2期岡山県がん推進対策計画ができた直後でした。
がん患者の実態調査を始めて取り組んだ後で、シンポジウムを患者会が開いたときに参加してくださったことがきっかけで知り合いました。
その後、たんぽぽカフェに参加され、再発したがんと向き合い、緩和ケアを受けて旅立たれました。私はAさんからたくさんのことを学びました。看護学校で特別講義もしていただきました。看護師の卵たちに「仕事のために仕事をするのではなく、患者のために仕事をする看護師になってほしい」とメッセージを送られました。私には忘れることができない言葉です。
お住いの近くの公民館でがんサロンを作りたいと話されて、公民館職員と共に準備して、がんサロンができました。上道サロンができたときには入院しておられて参加はかないませんでしたが、それ以来継続しているのが上道公民館のサロンです。
3月18日には、公開講座を企画しています。「がんと共に生きる」というテーマで、患者、家族、専門家が話し、グループワークで語り合う企画です。
現在、がん患者は2人に一人、3人に一人ががんで亡くなっています。体験を踏まえた話と「たとえがんになっても自分らしく生きること」を考える機会をいろんな場所で作りたいなあ・・・と思います。今年もボチボチ続けますよ!