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県教育委員会も「復職届」の様式を改善!

2013年5月11日 崎本 とし子 とし子からの手紙

「復職届」というのを知っていますか。病気などで、休業したときそろそろ職場に復帰できそうだ・・・という時期に出す書類です。(公務員では、一般職には無いが、教育委員会関係だけあるようです)

岡山県内の教育委員会関係職員の場合、「全治したので、診断書の通り・・・・」という様式になっていました。この様式は、たとえばがん治療をしている「患者」にとってみれば、「考えさせられる」様式です。「全治したわけではないけど、十分働ける・・・。でも・・・・」という具合です。「全治」を削除して、診断書の通り・・・でいいのではと考えました。

がんサロンでそういう状況の話が出され、今の状況にあっていないことは、改善してもらおう・・・ということになりました。

ちょうど県の新計画で、「がんと就労」が柱になり、治療と仕事の両立支援が必要だ・・・という内容が明記されている時期でした。

まず、がん対策推進条例をもっている岡山市に要望するとすぐに改善してくださいました当事者の声を受け止めてくださったことがどれほどうれしかったことか・・・!(がん教育の推進も必要性を受け止めてくださっていると感じています。)さすが岡山市です。

次に、県議会のがん議連の議員さんとの懇談会でも要望して、内山会長(自民党)は「そんなことは難しくない」といってくださっていました。そして、8日に森脇県議(がん議連副会長・共産党)から、「改善することになりました」といううれしい連絡を受けました。今後、全県の自治体で、改善される・・・と願っています。

ささやかなことだと思われるかもしれませんが、がん治療をしている当事者にとっては、主治医の診断書で、産業医との連携をしながら職場と話が出来る環境は、希望なのです。最後まで確かにこの社会で「役立ち存在している自分」でいたい・・・(治療費のことも有り経済的にも助かる・・・)という願いは「あたりまえ」だと私は思います。

当事者発信で、これからも一歩一歩取り組みます。ご理解とご支援をよろしくお願いします。

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