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やってよかった!・・・「がんシンポ」報告

2013年3月31日 崎本 とし子 とし子からの手紙

市立中央図書館の視聴覚ホールをお借りして、がん患者・家族会連絡協議会主催で「がんシンポ」を取り組みました。(私は司会を担当)

場所は岡山市保健管理課の協力をいただき、山陽新聞や朝日新聞が広報をしてくださり、問い合わせが5件ありました。当日は読売新聞の記者が取材をしてくださいました。皆さんに感謝でした。

2人の県議(自民党・民主党)が参加してくださり、2人の議員(共産党)からメッセージが届きました。市議さんは参加はありませんでしたが、条例を作った議会だけあって、いつも関心を寄せてくださっています。

年度末のお花見日和ということで、公的にも私的にも大変な中でしたが、25人が参加してくださいました。

まず、がん患者の就労と療養に関するアンケート調査報告を岡大病院腫瘍センター長の田端医師からしていただきました。「おおまかな報告」ということでしたが、患者会がずっと問題意識を持っていた療養環境(治療と仕事の両立、経済的負担の現実など)がはじめてリアルに数字で示せる調査が岡山で出来たのだ・・・と思え、私は何度も胸が詰まりました。

その後、5つの患者会の発言があり、調査の中身をよりリアルに知っていただくことが出来た・・・と思います。どの発言も事例や体験に裏打ちされたもので、説得力がありました。介護保険の利用がままならない現実、経済的負担の重さと葛藤、就労支援はハローワークが病院に出向して共同を・・・という提言など患者会の発言の内容が解かりやすくて、取り組んでよかったな・・・と思いました。共同して取り組むと、信頼関係が強くなり、これからもともにがんばろう・・・という気になりますね。

始めて参加の人が多かったです。ある参加者は、「現状がわかりやすく語られて、すごく勉強になりました。行政と一緒にやっていく・・というのがいい。」と感想を語ってくれました。

最後に、岡山県医療推進課の橋本修一副主幹(計画作りに中心的に取り組んでくださった人です)が第二次計画について報告してくださいました。患者会など当事者とともに、計画の推進を・・・と話されました。報告では「がんになっても安心して暮らせる社会を」ということばが繰り返し出てきました。

私は、今がんを完全に予防することはできないけれど、たとえがんになっても生きていける(早期発見で治るがんを見つけなおす、経済的負担に苦しむことなく病気と向き合える、自分らしく生き抜ける・・・)社会を作ることは、他の病気や困難と向き合っているすべての人にとってもいい社会になることだ・・・・と思います。

こうしたシンポを医療関係者や行政とともに繰り返し取り組み、がん患者の流す涙を一粒でも減らす仕組みづくりに役立てたいものです。皆様、今後も引き続きご協力をよろしくお願いします。

昨日発言したYさんはいいました。「私はいま生きている・・・。だから少しでも社会の役に立ちたい・・・と思い、こういう活動をしています」と。

私も同じ思いです。がんを経験してなお生かされているこの命は、最後まで人の役にたつ命でありたいのです。

コメント3通 “やってよかった!・・・「がんシンポ」報告”

  1. ちょびちゃん さん:

    シンポジウムの司会、お疲れ様でした。崎本さんが司会だと安心でした。参加者が少し少なかったのが残念ですが、これからも患者会や、ドクター、行政の方たちと一緒になってメッセージを発信していけたらいいですね。

  2. マッキンパバ さん:

    崎本さんお疲れ様です。読売新聞の記事読ませていただきました。いろいろな人が協力して、癌に目を向け、関心を持ち、癌と向き合う、癌になっても人間らしく生きて行ける社会を作ろうとする動きがどんどん進んできていることがよくわかりました。 みなさまにごくろう様、有難うございます。です。世の中ってこういう一歩一歩が前に進めていくんですね。

  3. 崎本 とし子 さん:

    本当に一歩ずつですが、「当事者発信」の力を信じています。信じていれば、必ず伝わる・・・と思います。

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