岡山市がん対策推進委員会がありました。
2013年3月30日 崎本 とし子 とし子からの手紙
桜が咲き、春爛漫の陽気です。近くの旭川のかわらでは、さくらカーニバルです。
さて、29日に岡山市のがん対策推進委員会がありました。新しいカードやポスターができて配布されました。毎年その予算は確保されます。条例の力だと思います。委員会では医療関係者だけでなく、患者当事者、教育関係者、企業の代表、福祉関係者もいて、ほぼ全員が発言します。いい運営だと思います。
がん教育(生徒や企業などへの)、検診啓発での企業との共同、治療と仕事の両立のためにも企業の啓発の必要性が出されました。いい議論でした。患者の経済的負担の問題もタブーではありません。
岡山市が啓発のリーフレットを作るにあたり、患者からのメッセージも入れることになりました。
治療中の患者代表は、自分の経験を踏まえて、「自分は生きていてもいいのか」と自問している葛藤を発言し、がん教育が「生きる」ことを考える授業になる・・・と伝えてくれました。
岡山市がん条例を作ったとき、「当事者の声が反映されて、施策が推進される」ことを願いました。委員会ができて、一歩一歩進んでいると感じています。
岡山市が進める「在宅医療岡山モデル」の説明もありましたが、その実現に期待を持っています。患者としてその方向に希望を持ちます。皆さんの努力に敬意を払いつつ、私のミッションを果たしていきたい・・・と思います。