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成年被後見人に選挙権は「当然です」・・・良かったね!
2013年3月15日 崎本 とし子 とし子からの手紙
さて、成年後見人制度を使うとそれだけで選挙権が使えない・・・・という理不尽な話をわたしも聞いていました。
選挙権という主権者の権利を「成年後見人をつけた」というだけで、「みなし剥奪」をするこの国の仕組みはおかしい・・と思っていました。このたび、国を相手にした裁判を起こし、裁判所は「規定は違憲で無効」と判断し、投票権を認めました。
原告の女性は、ダウン症で、中等度の知的障害があるそうですが、50歳になる今日まで、投票に言って権利の行使をしてきたそうです。
裁判長は「どうぞ選挙権を行使して社会の参加してください。堂々と胸を張って、いい人生を生きてください」と語りかけたそうです。なんてすばらしい呼びかけでしょうか。
財産管理などが出来ないからといって、選挙権が無くす・・・という仕組みをつくる国の怖さを思います。主権者を一人ひとり参加の外に追いやったときにどんな国が残るのか・・・・。
声を上げないと、大切な権利は奪い取られていきます。朝日茂さんはいいました。「闘うものの手に権利はある」
かみしめておきたい言葉です。