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岡山県がん対策推進協議会

2012年7月27日 崎本 とし子 とし子からの手紙

26日に今年度はじめての岡山県がん対策推進協議会が開かれました。私も傍聴に行きました。

15人の委員のうち、4名が女性です。(26%は高いとはいえません)内訳は、患者団体代表が2人、看護協会専務、愛育委員会会長です。愛育委員会会長は欠席でした。患者代表も4分の1(20人中5人)が当事者という国の構成と比べると少ないものです。

残りの構成は、7人が医療関係者(医師と薬剤師)、4人が行政関係者です。福祉関係者や教育関係者はいません。(福祉関係者や教育関係者は必要です)

岡山県のがん対策の状況についての報告がありました。

岡山県は、年間約12000人が、がんになり、約5500人が亡くなる。(うち80歳以上が半分)

15歳~55歳で亡くなる人の40%ががんであり、55歳~69歳では、46%ががんでなくなっている。(働き盛りのがん対策は、喫緊の課題です)

全国でみると、75歳未満年齢調整死亡率は、79,4(平均は84,3)で47都道府県中では下から9番目。(一番低いのは長野県、高いのは青森県)

罹患率は、女性だ第1位は乳がん(94,3)、2位は大腸がん(79,4)は全国の数字(乳がん82,2、大腸がん69,0)と比較して、かなり高い・・・。(この理由は何なのか問題意識を持ちたい)

検診受診率は、子宮がん検診以外は全国よりは高いものの年次的にみて、横ばいないしは微減している。(平成22年の数字で、肺がん31,7%、大腸がん22,7%、胃がん16,8%、子宮がん23,1%、乳がん22,2%)検診率向上のために何が必要なのか・・・県として真剣な検討を・・。

中学生の喫煙は、計画策定時の0,5%が0,9%へ増加している。(これも問題意識を持って・・・)

報告を受けて、委員から活発な意見がありました。患者会からは、介護保険の利活用の問題が出され、在宅療養の妨げになっていることが指摘されました。

私は、癌拠点病院のない2つの医療圏の人々はどこに受診し、治療環境がどうなっているのか・・・ということを質問したい気持ちでした。県はつかんでいるのでしょうか・・・。かなり患者負担が重くなっている野ではないか・・・・と気がかりです。

県は、はじめて「生活実態アンケート」をして、来年度からの新計画に反映させることを説明。1000人(拠点病院にかかっている人中心)のアンケートに取り組みます。「がんと就労」「がん教育」・・・など「たとえ癌になっても安心して暮らせる社会」つくりになるような役立つ計画が切望されます。

患者会も協力して、実態を踏まえた計画を作りたいものです。今年の後半はここに全力投球です。

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